バドミントン部

バドミントン部 関東学生バドミントン春季リーグ戦対日体大

2015年04月27日

4月26日 日体大健志館 開幕2連勝! 首位で前半戦を終える

 

 前日に4年ぶりに1部で勝利を挙げ波に乗る中大は、昨秋のリーグ戦で2-3で負けた日体大に勝利し開幕から2連勝とした。ただ、昨年度同様、ダブルスが勝てないなど課題も多く見つかる前半戦となった。  中大は昨日と全く同じオーダーで挑んだ。第一ダブルスには西本拳太(法3)が出場。「自分は負けてはいけない。勝って当たり前で、勝ち続けないといけない」と強気の姿勢で臨み、21-17、21-13のストレート勝ち。幸先の良いスタートを切る。続く第二シングルスには、昨日の試合では負けてしまった近藤拓未主将(商4)が出場。対戦相手の玉手は高校の後輩だ。ここは先輩の意地を見せたいところだったが、21-18、18-21でセットカウント1-1になってしまう。だが、第三セットは21-10で圧勝し、一気に勝利へ王手をかける。

 だが、一部リーグは甘くない。第一ダブルスには先日鮮烈デビューを果たした海谷慎吾(文3・写真左)・中田政秀(法1・写真右)組が出場する。だが、早大戦ほどスマッシュやヘアピンが決まらない。ミスなども響き、途中9連続ポイントを奪われるなど終始守りの姿勢に撤することになり、16-21で第一セットを落とす。第二セットから巻き返しを図るが、終盤の8連続ポイントで突き離され、12-21。0-2とストレート負けを喫した。第二ダブルスは大関修平(商2)・川端祥(商2)組が出場し、第一セットは21-19で取るものの、第二セットはショットにミスや相手のスマッシュを敵陣コートに返すことができないなどのミスが続き、12-21で敗れる。第三セットは終始相手の勢いに押し込まれなかなか攻められず、11-21で敗れてしまう。試合の勝敗は、前日と同じく第三シングルスの五十嵐優(法2・写真一番上と下)に全てを託すこととなった。

 

 五十嵐は出だしから果敢に攻め、また相手のネット際でのミスなども重なり19-16とする。しかし、ここから2連続ポイントを奪われ、一気に追い込まれる。それでも最後は力で相手の勢いを封じ込め、2連続ポイントで逃げ切る。第二セットは3点を連取する好調な立ち上がりを見せるが、相手も3連続ポイントを奪うなど互角の戦いに。何とか五十嵐が先にイレブンを取ったものの、すぐに追いつかれてしまう。取っては取り返しの攻防が続く中、16-16から五十嵐が2連続ポイントを取り一歩抜ける。しかし、相手は5連続ポイントを奪いそのままこのセットを18-21で取る。そして最後の第三セットは相手がいきなり3連続ポイントを奪いリードを広げるが、五十嵐も2-5から4連続ポイントを奪い逆転する。それでも、今度は5連続ポイントを取られ、イレブンを先に取られてしまう。11-13とリードされたが、ここから五十嵐が底力を見せる。相手のミスに乗じ、一気に7連続ポイントを奪取、18-13と大きくリードを広げる。その後も順調に得点を重ねついにマッチポイントに。だが、相手も食らい付く。力のあるスマッシュで五十嵐を攻め、4連続ポイントで20-19とし、一転してピンチになる。だが五十嵐が最後を決め、2ー1で勝利。3-2で日体大に勝利し、連勝スタートでリーグ戦前半戦を折り返した。  最高のスタートを切ったように思えるが、西山監督は「今日は日体大の松井・三浦組が出なかったので勝てた。三浦がシングルス戦に出ていたら(勝てるか)わからなかった」と、決して楽観視はしていない。また昨年度のチーム同様、ダブルスでなかなか勝利が奪えず、試合ではシングルス頼みになってしまっている。「簡単なミスが多い。相手のコートに返さなければ勝負にならない」(西山監督)と基本的なミスを具体的な課題に挙げた。リーグ戦後半戦は日大、法大、明大と強豪との戦いが続く。「1週間で出直して、気を引き締める」と西山監督が言えば、エース西本拳太(法3)も「1回気持ちを入れなおして、リーグ戦で優勝するために勝ちたい」と、慢心はない。後半戦の活躍に期待だ。

 

◆試合結果

◯中大3-2日体大●

 

写真:記事=「中大スポーツ」新聞部