バドミントン部

バドミントン部 全日本総合バドミントン男子選手権大会

2014年12月12日

12月3日~5日 代々木第二体育館

西本、2年連続全日本ベスト8

 全日本総合バドミントン選手権大会本戦に、日本ランキング7位(2014年11月7日付)の西本拳太(法2)と予選から勝ち上がった五十嵐優(法1)が出場した。西本は、初戦・2回戦で埼玉栄高時代の後輩・同期と対戦した。結果として、西本が昨年と同様のベスト8入りを果たした。一方、五十嵐は初戦で東日本インカレ決勝で敗北を喫した古賀(早大)と対戦。リベンジはならず、2ゲームともに21―13で敗退した。

 西本は、初戦で玉手(埼玉栄高)を下すと、2回戦の相手は井上(日本ユニシス)。両者ともに2年前のインハイでは3位に入っている。大学と実業団という異なる道を歩んだ2人の対戦となった。  第1ゲーム序盤は、ネットギリギリを攻めるヘアピンや意表を突くショットを放たれ相手のペースにのまれ、7-2とリードを奪われた。「長い戦いになると想定していた」(西本)と、ゲーム中盤からは、ラリー勝負に持ち込み、小さい展開で攻めようとする相手のペースに合わせない。点差を詰めていき、15―15で追い付く。そこから相手のドロップがネットにかかるなどのミスが続き、連続得点をつかむ。最後は西本が相手のロブに反応し、クロススマッシュを決めて21-18でゲームを先取した。  第2ゲームは終始ラリー戦となった。お互いに厳しいコースへのスマッシュやレシーブの応酬。小柄ながらスピードと高い技術力を持つ相手に対し、西本は、「小さい展開は相手の方が上手い。すぐに決めさせない」と我慢のラリーで相手のショットに喰らい付く。終盤まで一進一退のシーソーゲームで進み、デュースにまでもつれ込んだ。最後はヘアピンの打ち合いから甘くなった球をプッシュし、24-22で勝利した。

 準々決勝は桃田(NTT東日本)との対戦。2回戦同様、”同級生”との対戦である。西本は2年前のインハイで敗れており、リベンジに燃えていた。対する桃田は、今大会第1シードの田児(NTT東日本)の棄権によって、優勝候補の本命となっていた選手である。  第1ゲームは序盤、西本のペースで試合が進む。果敢にスマッシュを打ち込み、16点まではリードを奪う。しかし、相手のサウスポーから放たれる絶妙なドライブリターンやヘアピンに対し、後半からはスマッシュを決めきれなくなり、受け身のラリーが続く。18-18から3連続で相手に得点されてゲームを落とす。  第2ゲーム序盤は、シーソーゲーム。11-11から西本が抜け出す。ネット際へのヘアピンや相手ラウンド側へのリターンといった、相手にスマッシュで攻めさせない形でのラリーを展開。バックアウトなどのミスを誘って6連続得点でリードする。20-13のゲームポイントとなってから相手に4連続で得点を奪われるも、最後は気持ちで押し切り、21点目をつかんだ。  第3ゲームは一転して、相手のペースに。一球一球が鋭い相手のショットに対し、西本は徐々に体勢を崩される。そして体勢を崩されたところに、相手のスマッシュがコートに突き刺さる。前半を5-11で折り返した。コートチェンジ後も、相手のショットに対応しきれず、連続得点を止められない。その後も流れを引き寄せることはできず、10-21で敗退した。


◆大会結果◆
①佐々木(トナミ運輸)
②桃田
●=ベスト8西本