バドミントン部
バドミントン部 全日本学生バドミントン選手権大会 団体戦
2014年11月01日
愛知県一宮市総合体育館
23年ぶり、全日本インカレ団体戦優勝!

準決勝・決勝戦で第1シングルスを務めた近藤
愛知県で開催された全日本インカレ。団体戦で中大が23年ぶりの団体優勝を果たした。昨年のベスト4から大躍進。強豪校がひしめくトーナメントを制し、日本で一番強い大学となった。
初戦は天理大。シングルスに小森洋佑主将(商4)と五十嵐優(法1)を起用。ともにストレート勝ちを収め、ダブルスへと繋いだ。ダブルスでは三津川剛史(経2)・宮雄大(経1)組がコートへ。要所でスマッシュを決め、2ゲーム目は21-13と大きく離して勝利。団体戦デビューを白星で飾り、チームは2回戦進出を決めた。
2回戦、甲南大戦では西本拳太(法2)が1ゲーム目を21ー10で先取。勢いそのままに試合を制した。第2シングルスの吉川英太郎(商2)はサウスポーから放たれる重いスマッシュを武器にポイントを奪い勝利。ダブルスの大関修平(商1)・川端祥(商1)組はレシーブ力のある相手に苦戦しながらも、粘り強くスマッシュを打ちゲームを制した。
準々決勝は帝京大と対戦。今年、春季リーグ戦入替戦、東日本インカレ、秋季リーグ戦入替戦で戦い、すべて勝利している相手だ。「負ける相手じゃない」(西山監督)と強気で挑んだが、苦戦を強いられた。シングルスの西本と近藤拓未(商3)が勝利。ダブルスの山中一浩(経4)・五十嵐組、大関・川端組が共にファイナルゲームまでもつれる接戦。しかし逃げ切られ、ともにゲームカウント1-2で惜敗。勝敗は第3シングルスに託された。大一番でコートに立ったのはダブルスでも出場した五十嵐。「プレッシャーを力に変え」好戦。ストレート勝ちを収め、準決勝へと繋いだ。

1年生にして、エースダブルスの大関・川端(左)組
最大の山場となった準決勝。相手は東日本インカレ決勝で負けた日体大。「ずっと競り負けている」(西山監督)だけに、リベンジが期待された。
第1シングルスには近藤が出場。今年の東日本インカレ団体戦に続く島田との対戦となった。島田は日本ランキング30位と格上だが「相性がいい」(近藤)と、自信を持ってラケットを握った。ファイナルゲームまでもつれるも、丁寧にフォア側にスマッシュを集め得点。序盤に得たリードを守り勝利した。続く西本は長いラリーの中でチャンスを逃さず、スマッシュを決める。2ゲーム目は21-12と、大きく離して白星。
ダブルスの三津川・宮組は相手大のエースペアと対戦。速いラリーに食らいつくも、得点には結びつかず試合を落とした。しかし「強い相手にも競る試合ができた」(三津川)と満足のいく内容。続く大関・川端組は埼玉栄高の先輩、千葉・竹内組と対戦。「先輩だろうと負けたくなかった」(川端)と強気でプレー。ファイナルゲームでは立ち上がり6連続ポイント。流れで押し切り勝利し、決勝進出を決めた。
東日本インカレに続き決勝まで上り詰めた中大。決勝は秋季リーグ戦では1-4と大差をつけられて敗れている法大が相手となった。しかし流れに乗る中大は、シングルスが連勝。優勝に王手をかけた。
第1ダブルスには「準決勝でもいい試合をした」(西山監督)ため三津川・宮組を起用。比叡山高の先輩との対戦となり「対戦し慣れている」(宮)相手。しかし、1ゲーム、2ゲームともに19-21で逃げ切られる悔しい結果となった。第2ダブルスでは大関川端がコートに立った。2ゲーム目に川端が両脚をつり「かなりきつかった」(川端)が、大関が後衛に回りカバー。大関がスマッシュを重ねポイントを奪う。ファイナルゲーム、20-17でマッチポイントを迎え、大関がレシーブで打ったドライブがネットイン。シャトルがコートに落ちた瞬間、23年ぶりの優勝が決まった。
「チームとして優勝できたことが嬉しい」(西本)。23年ぶりの快挙に、全員が歓喜した。チーム一丸となり掴んだ全日本インカレ優勝。最高の結果で一年を締めくくった。

①中大
②法大
③早大、日体大
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部