バスケットボール部

バスケットボール部・全日本大学バスケットボール選手権大会 対白鴎大

2017年11月22日

11月21日 大田区総合体育館

一時は大量リードも逆転負けで、今シーズン最後の試合に

 

 インカレ2回戦は白鴎大との対戦となった。白鴎大は春のトーナメントで準優勝しており、今年最も勢いに乗るチームの一つである。リバウンドやフィジカルが強い相手だが、ディフェンスから流れを呼び、前半はリードを奪う。しかし、第3ピリオドで中大のシュートが入らなくなると、一気に逆転を許し、その後も追い付くことはできずに敗戦。4年ぶりのインカレをベスト16で終えた。

 

▲試合終了後、応援席へお辞儀をする選手たち

 

スターター

#9阿部龍星(商4)、#22足立翔(商2)、#24小林千真(法4)、#28鶴巻啓太(法3)、#71沼倉壮輝(経2)

 

 「最初の15分が今年1番の試合だった」(荻野コーチ)。第1ピリオド、#22足立の先制点で試合がスタート。前日に「リバウンドで負けなければ」(荻野コーチ)と語っていたように、課題としていたリバウンドで相手に引けを取らない。第2ピリオドになってからは完全に流れは中大に傾いていた。オールコートのディフェンスでパスカットと速攻を連発。相手にシュートすら打たせない時間帯が続いた。しかし、第2ピリオドの残り5分を切ったあたりから雲行きが怪しくなりはじめた。「行けるんじゃないか」(荻野コーチ)と気の緩んだ中大は、相手にゴール下で畳みかけるように攻め込まれる。一時は20点以上あった差を一気に詰められ、41-39。試合はほぼ振り出しに戻り、後半戦へ。

 

#28鶴巻はチーム最多の15得点を挙げた

 

 後半、前半とは打って変わってリバウンドが全く取れない。「いいディフェンスをしないと、飛び込みリバウンドだったりで相手にリバウンドを取られてしまう」(#6柿内輝心主将・法4)。得意のオールコートディフェンスが機能せず、ハーフコートのバスケットを展開し、高さやパワーで相手に圧倒される。第3ピリオドでの得点は、#28鶴巻のフリースローと、#9阿部のドリブルインでの加点のみ。たった4点にとどまった。第4ピリオドで追い上げを図りたいところだが、「ただただシュートが入らなかった」(荻野コーチ)。点差を詰めることができない。#6柿内主将の3ポイントシュートなどで流れを呼び込むが、無念のタイムアップ。63-82でベスト8進出はならなかった。

 

▲#9阿部は大きい相手に対しても積極的に攻め、4年生としての意地を見せた

 

 この試合に敗戦したことにより、今シーズンのすべての試合が終了。全員が初めて臨んだインカレは、ベスト16で敗退となった。ずっと目標にしていた1部昇格とインカレ出場。この目標を達成した4年生の功績は大きい。中大バスケ部の活躍を大舞台インカレで魅せることができた。新たな歴史を刻んだ中大バスケ部。これ以降の夢は来年に託された。

 

▲ナイスプレーに盛り上がったベンチの様子

 

◆試合結果

●中大63(19-16、22-23、4-20、18-23)82白鴎大○

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部