軟式野球部

軟式野球部・東都学生軟式野球秋季リーグ戦 対文教大①

2017年11月01日

10月31日 戸田市北部公園野球場

小林の一打で先制点を奪うも引き分けに終わる

 

 秋季リーグ戦の大一番を迎えた中大。文教大との第一戦は、六回に小林大祐(経3)中堅手の頭上を越す適時二塁打で先制するも、直後に先発の福冨旅史(総3)が同点打を浴び、そのまま1-1の引き分けに終わった。

 

 先発は前回の明学大戦から中3日で福冨が登板。初回、一死から左前打で走者を出すも、後続を打ち取り、幸先のいい立ち上がりを見せる。二~四回は強力な文教大打線から凡打の山を築き、安定した投球を披露する。

 

 打線は一回、二回と安打を放ち、走者を出すものの、決め手に欠く中大。迎えた四回、先頭の濱谷悠平主将(経3)の中前打、小林の右前打の連打で、無死一、二塁と先制の好機を迎える。続く奥澤尭大(商3)の投ゴロの間にそれぞれ進塁。一死二、三塁と絶好の好機を作ったが、前の試合で適時打を放った佐藤玄太(商2)の痛烈な打球は不運にも遊撃手の正面をつく遊直に。大橋直弘(経3)は捕邪飛に倒れ、得点を奪うことはできない。  なかなか得点を奪うことができず、迎えた六回。先頭の鈴木太郎(経2)が中前打で出塁する。濱谷主将が投犠打で走者を進め、続く小林が打席へ。カウント2-2から小林が振り抜いた打球は中堅手の頭上を破る適時二塁打となった。「タイミングは合っていなかったけど、タイムで仕切り直すことができた。意外と飛んでくれたので良かった」と小林。文教大相手に待望の先制点をあげた。

 

▲先制打を放った小林

 

 快調に投げていた福冨だったが、援護をもらった直後の六回、先頭打者に一回以来の安打を許し、無死から走者を背負う。二死二塁となり、五番打者に投じた三球目。「甘い球ではなかった。うまく打たれました」(福冨)。しぶとく弾き返され、同点打を許した。「球数少なく粘れていた。完封もできそうだっただけに、六回はもう一つギアを上げればよかった。悔いが残る1球ですね」と悔しそうに福冨は振り返った。

 

 同点に追いつかれた中大。調子のいい打線の奮起に期待がかかったが、文教大の二番手国兼の前に沈黙した。速い直球を武器に3イニングで5つの三振を奪われた。一方、福冨は七、八回と走者を出しながらも無失点に、九回も三者凡退に抑え、100球を超える熱投で引き分けに持ち込んだ。「最後まで、疲れもあったと思うけど本当によく投げてくれた」と岩下監督も福冨の快投をたたえた。

 

▲ピンチを切り抜け雄たけびをあげた福冨

 

 先制をしながらも同点に追いつかれての引き分け。「福冨がいい投球をしていたので勝ちたかった。もう一点取れていたら」(小林)とあと一点取れていれば、楽な展開になったことは間違いない。相手の国兼の力強い投球にも苦しんだ。しかし「今日悪いところはあまりなかった。国兼もおそらく打てると思う」(濱谷主将)と自信をのぞかせた中大。明日は二連戦の二戦目。両チーム総力戦となりそうだ。「福冨は今日がんばってくれたので、明日は2年生投手に頑張ってほしいですね」(濱谷主将)。明日の一戦が秋リーグの行方を左右しそうだ。

 

試合結果

中 大=000001000=1

文教大=000001000=1

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部