軟式野球部

軟式野球部・東都学生軟式野球秋季リーグ戦 対明学大

2017年10月31日

10月27日 戸田北部公園野球場

3連勝で前半戦を4勝1敗で折り返す

 前回の試合では勝利を収めた中大。久々の試合となった明学大との試合は六回に佐藤玄太(商2)の左翼線への適時二塁打で先制点をあげると、その後も得点を重ね、4得点。投げては福冨旅史(総3)、福迫幸己(法2)、早坂倖太(経2)の3人の完封リレーで逃げ切ったが制球に苦しむ場面もあり、課題を残す結果となった。

 

▲決勝打を放った佐藤

 

 ここ数試合打線が好調だった中大。しかしここ数週間続いた雨で「正直練習も全然できてなく、前半は全然自分たちの動きができなかった」と濱谷悠平主将(経3)。久々の試合ということもあり、序盤は試合勘を取り戻せず明学大先発の鈴木を捉えきれない。二回には佐藤の四球と大橋直弘(経3)の右前打で一死一、三塁の好機を作ったものの、生かせず。三回以降はテンポのいい鈴木に抑え込まれ、スコアボードに「0」を並べられた。

 迎えた六回、濱谷主将の中前打で出塁すると、打撃好調の小林大祐(経3)が四球を選び、一死一、二塁と得点圏にランナーを進め、チャンス拡大。二死後五番佐藤が追い込まれてからのスライダーを振り抜くと、打球は左翼線を破った。「前半戦はチームに迷惑をかけていた。追い込まれるまではストレートを待っていたけど、追い込まれてからはコンパクトに振りにいけた」(佐藤)。一塁走者の小林も快足を飛ばし、一気に本塁を陥れ、二点を先制する。「集中打で得点が取れて、楽になりました」と岩下監督も語った。

 

▲ホームインした小林

 

 続く七回にも林康平(経2)の中前打、福迫の左翼線二塁打で一死二、三塁から相手投手の暴投で追加点。八回にも相手遊撃手の失策に乗じ、ダメ押しの追加点をあげた。

 投手陣は制球に苦しんだ。エースの福冨が先発し、毎回のように走者を背負いながらも要所を締める投球。五回には三つの四球を出しながらも無失点で切り抜けた。六回からは福迫が二番手で登板。ボールが高めに浮き、先頭打者に四球を与えるなど苦しい投球に。しかし、力強い直球で八回に招いた一死一、二塁のピンチを連続三振で切り抜け、得点は与えない。九回には左腕の早坂が登板。走者を出したが、きっちりと相手打線を抑えた。先発した福冨は「今日はもうちょっと投げたかったですけど、他の投手や守備陣が頑張ってくれたので、なんか自分が投げて終わる試合よりうれしかったですね」と振り返った。

 

▲先発の福冨と捕手の水谷紘輝(商2)

 

 次戦は雨で延期になっていた文教大との二連戦。リーグ戦最大のヤマ場となりそうだ。好調の打線に加え、投手陣に春季リーグのような安定感が戻ってくると文教大撃破も見えてくる。「文教大も結構苦しんでいる。中大は調子が悪い訳ではないのでしっかりと調整したい」と濱谷主将。万全を期して文教大に戦いを挑む。

 

試合結果

中 大=000002110=4

明学大=000000000=0

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部