軟式野球部

軟式野球部・東都学生軟式野球春季リーグ戦 対神大

2017年05月15日

5月12日 笹目公園野球場

2試合連続完封勝利 開幕5連勝で優勝へ視界良好

 

 前回は完封勝ちを収めた中大。5戦目は神大との対戦となった。試合は2回に相手の失策で中大が先制に成功。その後鈴木太郎(経2)が左翼越え本塁打を放ち、序盤にリードした中大がそのまま逃げ切り勝利した。先発の福冨旅史(総3)は9回を投げ、無失点。2試合連続での完封となった。

 

 中大は初回から先頭の鈴木太の左翼への二塁打でいきなりの好機を迎える。続く濱谷悠人主将(文3)が犠打で一死三塁とするも、後続が打ち取られ先制することができない。  

 中大先発の福冨は1、2回と三者凡退に抑える立ち上がり。これに打線が応える。二回、四球と安打で一死一、三塁の好機を迎える。8番村上友章(法3)の打席で中大はエンドランを仕掛けるも失敗。三塁走者の佐藤玄太(商2)が三本間で挟まれ、タッチアウト。二死三塁とチャンスがしぼみかけたが、村上の放ったバウンドの高い打球を相手の遊撃手が失策し、三塁走者の水谷紘暉(商2)が生還し中大が先制に成功する。さらに福冨が四球を選び、二死一、二塁と好機を広げる。ここで1番鈴木太が初球を打ち、左翼越え本塁打を放った。一気に3点を追加し、この回4得点を挙げ、福冨を援護する。

  ▲左越え本塁打を放った鈴木太

 

 援護をもらった福冨は4回まで三塁を踏ませない好投を見せる。しかし、5回にピンチを迎える。二死一、二塁から左翼前へ運ばれ、先制を許したかと思われたが、見事な連携で本塁で走者を刺し、失点を防ぎ5回を投げ切る。打線は中盤なかなか追加点をあげられない中、8回相手の失策と犠打で一死三塁の好機を迎える。ここで福冨が左翼前に適時打を放ち、自らのバットで追加点をあげる。

 

▲左中間への適時二塁打を放ち、手を叩く福冨

 

 福冨は6回以降走者を背負いながらも粘りの投球で、8回まで神大打線を無失点に抑えていた。しかし、最終回にこの日最大のピンチを迎える。一死から死球で走者を出すと、続く打者に左中間を破る二塁打を浴び、一死二、三塁とされる。ここでギアをあげた福冨は続く二人を二ゴロに打ち取り、2試合連続完封勝利。チームも開幕から5連勝となった。

 

 開幕5連勝と勢いに乗る中大。ここに2試合は連続完封勝利と守備の安定が光る。リーグ戦も中盤に入り、ライバルの文教大が勝ち星を落とす中、連勝街道を突き進んでいる。濱谷主将も「(ここまで)すごくいい」と笑顔で前半戦の戦いを振り返る。打線も小技を使いながらつながりがあり、この試合では一発も飛び出した。優勝に向け、安定した戦いでこのまま連勝を伸ばしていきたいところだ。

 

◆試合結果

神大=000000000=0

中大=04000001X=5

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部