軟式野球部

軟式野球部・東都学生軟式野球春季リーグ戦 対東洋大川越

2017年05月10日

4月27日 戸田北部公園野球場

福冨3安打完封 投打かみ合い連勝伸ばす

 

 開幕3連勝で好スタートを切った中大。4連勝を懸けて、東洋大川越と対戦した。試合は2回に水谷紘輝(商2)の右翼線への適時三塁打で先制。投げては福冨旅史(総3)が東洋大川越打線を3安打に抑え、完封勝利。連勝を4に伸ばした。  

 福冨が凡打の山を築き上げた。東洋大川越につけ入る隙を与えず、3安打完封。「真っ直ぐ中心でいけたので良かった。調子は良かった」(福冨)。持ち味の伸びのある直球で冴え、走者を背負った場面でも福冨は動じなかった。6回、9回と二度も牽制で走者を刺すなどマウンドさばきが光った。

 

▲完封勝利を収めた福冨

 

 好投する福冨に打線も援護。昨年ベストナインを受賞した桑子(東洋大川越)から2回、相手の失策で佐藤玄太(商2)が出塁すると、続く長谷川賢吾(経2)がきっちりと犠打で得点圏へ走者を進める。一死二塁の場面から水谷が右翼線適時三塁打を放ち、幸先よく先制。さらに中大は4回にも前の試合2安打を放った小林大祐(経3)が中前打で出塁すると、4番の奥澤尭大副将(商3)がきっちりと送り、一死二塁と好機を迎える。ここで5番佐藤が左翼へ適時打を放ち中押しの得点を奪う。そして8回にも四球で出た走者を犠打で送り、一死三塁の場面から相手の暴投の間にダメ押しの3点目を追加した。

 

▲中前打を放った小林

 

 コツコツとつなぎ、得点を重ね、エースが相手に付け入る隙を与えなかった。終始、試合の主導権を東洋大川越に渡さず、4連勝。リーグ序盤戦を最高の結果で終えた。

 

 「バントがうまくいってないというのがありましたけど、今日は全てバッチリ決まって全て得点に絡んでいる。うまく打線がつながった」(岩下監督)。細かくつなぐチームの持ち味が徐々に形になりつつある中大。「一人一人が頑張ろうという意識があって団結力が高まってきた」(小林)。「雰囲気もいい感じ」(濱谷悠人主将・文3)とチームの調子も右肩上がりだ。次回は対戦経験のない神大との対戦。データはないが濱谷主将は「今日みたいな試合を続ければ勝てる相手」と自信をのぞかせる。小技を織り交ぜた攻撃とエースの力投が中大を連勝街道へ導く。

 

試合結果

東洋大川越=000000000=0

中   大=01010001X=3

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部