軟式野球部

軟式野球部・東都学生軟式野球秋季リーグ戦 対文教大②

2016年11月04日

11月2日 町田市民球場

東日本の出場決めた

 リーグ戦も残り2試合。すでに今リーグの優勝を決めている文教大との一戦。中大は初回に先制する勝ちパターンで試合を進め、3-2で勝利。これにより秋リーグ2位が決まり、東日本インカレへの出場権を獲得した。

▲濱谷

 「クリーンナップまでに走者をためる、自分たちらしい攻撃ができた」(田中右真主将・経3)。初回に2番・秋山広樹(商3)が左前安打、続く田中主将が四球で出塁する。4番・山木敦司(法3)が内野安打で満塁にすると、続く小林大祐(経2)が押し出しの四球を選び先制点となった。そして6番・濱谷悠平(経2)の適時打で、さらに2点を追加した。

 しかし「初回で点数取って、そこで満足してしまうというか、これぐらいでいいかという甘えがでた」(田中主将)。2回と4回で、2死満塁の場面が2度もあったが、追加点とはならず、2回以降に得点を挙げられなかった。岩崎監督も「秋リーグは得点数が少ない。コールドで勝つぐらいの勢いでやってほしかった」と渋い表情だった。

▲先発の阿部

 投手陣は粘りの投球を見せた。先発は阿部和樹(経3)。阿部は外野手だが、秋リーグは投手としても活躍。先発を言われたのは試合前日のこと。「みんなの前では出さなかったけれど、緊張してた(笑い)。でも今までと投げ方を変えたら、思いっきり投げられた」(阿部)。5回2死までは被安打1で強豪打線を封じる。その後連打を浴び5回2失点。「できれば五回を0で締めたかったけれど、後ろに最低限はつなげたかと」(阿部)。「阿部はよく粘って投げてくれた」(岩崎監督)。6・7回は栗原崇人(文3)が、8・9回は今枝宥人(商3)が登板し、きっちりと抑えた。「阿部は良く抑えてくれたし、栗原・今枝と信頼している二人が投げてくれてよかった」(田中主将)。

 東日本を決め、リーグ戦も残り1試合。最終戦は、裏方に回った三年生や、下級生を試合に出すため、リーグ戦を主力メンバーで挑むのは今日が最後だった。「まだそんな気がしない。早かったな」(秋山)。思えば2年前の秋リーグ、一部昇格への入替戦最終戦もこの町田市民球場。「そのときは1年生で座ってただけだけど、1部に上がれなくて、当時のキャプテンがここで泣いていた」(秋山)。悔しい思い出のある球場で、今日は東日本への切符を手にした。「あの時の悔しさがあるから、今がある」(秋山)。3年生はリーグ戦で色々なことを経験した。

 秋リーグの優勝は逃したが、東日本というリベンジの場が用意された。有終の美を飾りたい。

◆試合結果

中 大=300000000=3

文教大=000020000=2

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部