軟式野球部

軟式野球部・東都学生軟式野球秋季リーグ戦 対国学大

2016年10月26日

10月24日 笹目公園野球場

エース復調を祝った勝利

▲先発の栗原

 エースが帰ってきた。不調のため、久々の登板となった栗原崇人(文3)が先発を務めた。「昨日の練習試合で、悪くなさそうだから栗原を使った。帰ってきてくれて、ほっとしている」(田中主将)。打線も栗原の復調を祝うかのように、初回から4得点と大量得点だった。

 「立ち上がりは本当にリズムが悪かった」と栗原。先頭打者に左前安打を放たれ、4番打者の適時二塁打で先制されてしまう。 しかし、中大も初回から好機がやってくる。先頭打者から3者連続四球の後、小林大祐(経2)の適時中前安打などで、簡単に4得点を積み重ねた。  「4点とってもらえて『1点ぐらい失ってもいいや』と楽に投げられた」(栗原)。栗原は2回からリズムの良い投球を続け、被安打も5回の1本のみ。苦しんでいた制球もうそかのように、この日は7回無四球。完全復活をアピールした。「迷惑をかけすぎた。仲間には感謝しかないです」(栗原)。

▲小林

 栗原の復活を喜ぶかのように、打線も爆発する。5回も得点にはならなかったが、山木敦司(法3)と小林の連続安打で満塁。相手投手が変わった7回は、先頭2人が四球で出塁すると、代打・姫野滉平(商3)の適時二塁打で二点追加。「自分はどうなってもいいので、なんとしても点数をとろうと」(姫野)。自身秋季リーグ初安打初打点で、点差を放した。

 8回から登板した今枝宥人(商3)。初球に三塁打を放たれ、続く打者にも初球を捉えられ、わずか二球で失点。しかし崩れること無く、9回まで抑えきった。

 エースの復活、勢いのある打線。投打は復調をみせたが、課題も見つかった。「失策がね…失策で失点するのは面白くない」(岩崎監督)。3回は先頭打者を失策で出し、その後も牽制失敗などが絡み失点。5回も先頭の安打の後、失策で無死一、三塁をまねき失点。気がつけば点差は1点差まで縮まっていた。田中主将も「絶対にやってはいけないこと」と堅い表情を浮かべた。

 日程がつまった試合が続く。「栗原が帰ってきて、やっとピースがそろった」(田中主将)。春のような勢いを取り戻し、東日本へ突き進んでいきたい。

◆試合結果

国学大=101010010=4

中 大=40000070×=

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部