軟式野球部

軟式野球部・東都学生軟式野球秋季リーグ戦 対文教大

2016年10月22日

10月21日 戸田市北部野球公園場

自力優勝消えた

 全日本の決勝で戦った文教大との一戦。今日現在、文教大は7勝、中大は2勝1敗のため、負けたら優勝の可能性がほとんど消えてしまう大一番。「優勝争いを最終戦まで持ち込ませよう」(田中右真主将・経3)と気合いを入れて挑むも、力発揮できず1-2で惜敗した。

▲先発の福富。7回2失点で試合をつくる

 先発は福富旅史(総2)。「今日の一番の目標は、ただ勝つこと」(福富)とマウンドへ上がる。「立ち上がりが上手くいけば、リズムにのれるタイプ」と福富。先頭打者に右三塁打、続く打者に右前二塁打と連続で長打を浴び、簡単に1失点。しかし「立ち上がりであれだけ打たれて、よく1失点に抑えてくれた」(岩崎監督)と、その後は切り替え3人で抑えた。

 中大も黙ってはいない。2回裏に小林大祐(経2)がフェンス直撃の右三塁打を放つと、濱谷悠平(経2)の犠飛で同点に追いついた。

▲三塁打を放った小林  

 この試合で、勝負が分かれたのは6回。6回表、相手の4番打者から快音が響き、打球はそのまま外野スタンドへ。「低くて良い球だったけれど、相手の力が上だった」(田中主将)。相手が悠々とスタンドを回る間、福富は思わずうつむいた。その裏、今度は中大の好機が訪れる。先頭打者の秋山広樹(商3)が初球をとらえ、右前安打で出塁し、盗塁で二塁まで進む。続く田原大貴(法3)の進塁打で1死三塁。だが、相手投手を打ち崩せず連続三振で得点には繋がらなかった。

 6回まで、毎回走者を出していた中大。しかし、7回以降は、9回に死球で出塁したのみ。「130球ぐらい投げている相手投手を崩せないのは、やるせない」(岩崎監督)と渋い表情を浮かべた。福富は7回2失点で、先発としての責務を十分に果たす。そして8回から登板した今枝宥人(商3)がリズムよく投げ、走者を出さない完璧な投球をするも、チームに流れが向くことはなかった。「今日は何が悪いって訳ではなかった。しょうがないね」(岩崎監督)。

 春から四冠を目標に努力してきが、その夢は4戦目でほぼ絶たれた。「やっぱり四冠は難しいね」(岩崎監督)。「本当に落ち込む」(福富)。春、全日本を順調に制していただけに、動揺は隠しきれない。

 だが、まだ終わった訳では無い。東日本へ出場するため、残り6戦を全力で戦う。「勢いをつけて、東日本でリベンジしたい」(田中主将)。

◆試合結果

文教大=100001000=2

中 大=010000000=

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部