軟式野球部

軟式野球部・東都学生軟式野球秋季リーグ戦 対東洋大川越 2回戦

2016年10月13日

10月12日 川口市営球場

序盤に8得点で、コールド勝ち

▲先発の阿部

 約1週間前、東洋大川越と対戦し、まさかの完封負けを喫した中大。同じ相手へリベンジした。前回1安打と寂しかった打線は、この試合特に上位打線がつながり、2回までに一挙8得点で快勝した。「先週やられた相手だったので、修正して戦えた」(山木敦司・法3)。

 明日の連戦などを考慮し、先発投手へ白羽の矢がたったのは、外野手の阿部和樹(経3)。もちろん、リーグ戦初登板。「昨日のピッチングをみて、起用しようと決めた」(田中右真主将・経3)。阿部も「昨日急に言われてびっくりした。でも、(田中)右真からの信頼に応えたかった」と意気込みマウンドへ上がる。立ち上がりから、二者連続三振など、リズム良く投げていく。阿部は、5回被安打2で失点を許さなかった。

▲4打点の山木

 後攻の中大は、初回から相手投手のコントロールの甘さをつき、四球で走者をためる。そこで4番・山木の適時二塁打で先制。2回も1番・姫嶋和樹(商3)の右前安打、続く大嶋泰生(経3)と秋山広樹(商3)の連続四球で1死満塁にすると、またも山木が適時打を放った。続く小林大祐(経2)が三塁打を放つなど、この回5得点となった。

 6回からは、栗原崇人(文3)が登板。栗原はエースであるが「全日本の時から調子を崩している」(岩崎監督)。先週の試合では四球を多く出し、チームの敗戦へと繋がってしまった。栗原を、8-0と余裕がある状態で登板させるも、今日も3四球で満塁の危機。ここは意地で抑えるものの、7回も先頭打者に四球を出し降板した。そこから、外野で守備をしていた阿部を再び投手へ。「点差があったので、3失点ぐらいしてもいいや。ぐらいの気持ちでリラックスして投げていた」(阿部)と無失点で投げきった。「(8月の)全日本で1イニング投げさせた時は全然ダメだったけれど、今日はうまく入ってくれた」(岩崎監督)。

 春季リーグ、全日本を制覇し、秋リーグの優勝は確実視されていた中大。しかし、いざ始まってみると、秋季リーグは想像以上に難山だ。開幕戦でまさかの敗戦、主力の怪我などによるレギュラーの入れ替わり、エース栗原の不調など、問題は一つではない。「(栗原の不調は)本当に痛いです…。でも栗原がだめな時は他の選手がカバーすればいいだけ」(田中主将)。「(栗原は)春のMVPです。これから続く秋リーグで、必ず活躍してくれる」(阿部)。「レギュラーが確定していない分、高めあっていきたい」(山木)。日本一を経験したチームワークで、きっと乗り越えられるはずだ。一戦必勝、目の前の試合を一つずつ戦っていく。

◆試合結果

東洋大川越=0000000=0

中   大=350000×=

(7回コールド)

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部