軟式野球部

軟式野球部・第36回東日本学生軟式野球選抜大会準決勝対愛院大

2015年11月24日

11月23日 八王子市民球場

 

決勝進出!

 

 

先発の栗原

 

 冷え込む気候の中で熱戦が繰り広げられた。愛院大に3-2で粘り勝ち、決勝へ駒を進めた。負ければ3年生の引退が決まる試合で、先発を任されたのは次期エースの栗原崇人(文2)。6回無失点、被安打1と好投し試合を作った。普段のリーグ戦とは雰囲気が違う中、「プレッシャーを感じるより自分の投球に集中しようと思った」(栗原)と落ち着いた投球を続けた。

 

 

▲安慶名の適時打で先制した

 

 手元で微妙に変化する直球と変化球を使い分ける相手投手は、「リーグ戦の時から苦手としているタイプ」(渡邉友徳主将・文3)。決して相性の良い相手では無かった。しかし3回に栗原が左安打で好機を作ると、姫嶋和樹(商2)の死球などで1死一、二塁とする。2年生が作った好機に、3年生が応えた。3番の安慶名庸(法3)、4番の千葉貴瑛(文3)が連続で適時打を放ち、3点を先制した。

 その後は一転して投手戦が続く。栗原は3回に二塁打を許すが、自らのけん制球で相手走者を刺しピンチをしのぐ。試合が再び動いたのは7回。先頭の田中右真(経2)が四球で出塁し、すかさず藤野正豪(商3)が犠打で送る。もう一点が欲しい中大は、好投を続けていた栗原に代打を出す積極策に出るも、好機を生かせない。

 

 

▲今枝

 

 7回からは今枝宥人(商2)が登板した。ところが先頭打者に二塁打を浴びると、1死を奪うもその後は2者連続安打と犠飛で2失点。1点差に迫られ、なお2死一、二塁と一打逆転のピンチを迎えた。試合の流れは相手に傾きかけていたが、今枝に代わり3番手で登板した福永康(文3)が意地を見せた。前日に115球で完封勝利を収めた福永。代わった直後の打者に四球を許し満塁となるが、後続を内野ゴロに打ち取り逆転は許さない。福永は毎回走者を出しながらも、気迫の救援で無失点に抑えた。「とりあえず勝てて良かった」(福永)と普段のマウンドでは冷静な福永が、9回に最後の打者を三振で抑えるとガッツポーズ。決勝の舞台へ進むことが決まった。

 

 

▲9回を抑えガッツポーズする福永

 

 6回無失点という内容で試合を作った栗原に、岩崎監督も「大健闘だった」と目を細めた。捕手の姫嶋も「今年一番よかった」と評した。栗原にとっては今大会だけでなく、来季への光も見えた登板となった。  次の決勝戦は泣いても笑っても3年生の引退試合。「このメンバーで出来る最後の試合。笑って終われるよう、泥臭く全力で野球をしたい」(渡邉主将)。秋季リーグ戦1部昇格で即優勝を果たした勢いは誰にも止められない。

 

◆試合結果

中 大=003000000=3

愛院大=000000200=2

 

決勝戦は11月23日(10:30~八王子市民球場)に朝日大と対戦します

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部