軟式野球部

軟式野球部・第36回東日本学生軟式野球選抜大会2回戦対愛知大豊橋学舎

2015年11月23日

11月22日 八王子市民球場

 

一昨年優勝校に勝利! 4強進出へ

 

7回2死、姫嶋のけん制で代走の走者を刺し、ガッツポーズしながらベンチへ戻る福永

 

▲7回2死、姫嶋のけん制で代走の走者を刺し、ガッツポーズしながらベンチへ戻る福永

 

 リーグ戦を制覇した中大が、2年ぶりに東日本大会へ出場した。2回戦からの登場となった中大は、一昨年にこの大会で優勝している愛知大豊橋学舎と対戦。初回に敵失で先制すると、先発の福永康(文3)が相手打線を3安打に抑え完封勝利。4強へ駒を進めた。

 

 中大が初回に挙げた1点を守り切った。後攻の中大は初回の攻撃を無失点に抑えると、直後に1死から秋山広樹(商2)が右翼へ安打を放つ。シングルヒットかと思われたが、右翼手が目測を誤り手前で大きく弾んだ打球を後逸。俊足の秋山が一気に三塁を陥れた。続く安慶名庸(法2)の二塁ゴロの処理にもたつく間(記録は失策)に秋山が生還し、初回から「相手にもプレッシャーがかかった」。(渡邉友徳主将・文3)

 

 先発の福永は走者を出しながらも、3回以降は三塁を踏ませない投球。一方の打線は「雑になる部分があった」(渡邉主将)と、走者を出しながらも追加点を挙げられず、1点差のまま試合が進んだ。

 

 7回、福永は2死から代打の選手に安打を許す。愛知大豊橋学舎がすかさず代走を送り、一打同点の場面となった。ところが1ボールからの2球目に、飛び出した走者を捕手の姫嶋和樹(商2)が刺して3アウト。普段は冷静な福永だが、「仲間がいいプレーをしてくれた」とガッツポーズも飛び出した。結局この回を無失点に抑えた福永は、わずか3安打の快投で完封勝利。一昨年の優勝校に勝利を挙げた。

 

 前日には同じリーグで優勝決定戦を戦った明学大が、招待校の職能大に敗戦。負ければ終わりのトーナメントで「結構固くなった」と振り返った福永だが、試合中盤には中軸を打席に迎えた際には、姫嶋のサインに3度首を振った。サインが合わなかったのではなく、「バッターに無駄に考えさせる」ためだ。エースの貫禄を見せつけた投球で、中大が6年ぶりの東日本大会制覇へ好スタートを切った。

 

◆試合結果◆

愛知大豊橋学舎=000 000 000=0

中     大=100 000 00x=1

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部