軟式野球部

軟式野球部・東都学生軟式野球秋季リーグ戦対明学大

2015年11月16日

9季ぶり10度目リーグV

 

1部復帰後即頂点へ 11月12日 戸田市営球場

 

 中大が9季ぶり10度目のリーグ優勝を果たした。5回に秋山広樹(商2)が2点適時二塁打を放ち均衡を破ると、7回に石井貴大(商3)が2死満塁から走者一掃の適時三塁打を放つ。8回にも秋山が2点適時打を放ち、明学大との優勝決定戦を制した。

 

 

優勝を果たし、マウンドに集まって喜びを爆発させる中大の選手たち

 

▲優勝を果たし、マウンドに集まって指を突き上げる中大の選手たち

 

 雨天で3度試合が延期となったが、最後も今季の中大を象徴する試合だった。先発の福永康(文3)は、4日の武蔵野大戦から8日あけての登板。序盤は「自分でもかなり速い感じはあった」と言うほどテンポの速い投球だったが、低めへの制球が冴えわたったことで、「投げ急ぎにはならなかった」。福永は5回を2安打、わずか60球で抑え、先発投手の役目を果たす。

 打線は5回、1死から福永が内野安打を放つと、関祐介(文3)の死球と姫嶋和樹(商3)の内野安打で満塁とする。この場面で打席に立った秋山は1回に犠打を失敗し好機をつぶしていた。それでも「積極的に打つしかないと腹をくくった」と、内角の甘い球を見逃さなかった。一塁線を痛烈に破り、中大が2点を先制した。

 

7回、走者一掃の適時三塁打を放った石井

 

▲7回、走者一掃の適時三塁打を放った石井

 

 その直後に暴投で1点差に迫られた中大だが、7回には関の安打を皮切りに四球で満塁の好機を作ると、石井が打席に立つ。2ボール2ストライクと追い込まれながら、右翼手の頭を超える走者一掃の適時三塁打を放った。さらに8回には秋山がこの試合2本目の適時打を放ち、7得点を挙げ明学大を突き放す。  その裏は2死から二塁打を浴びた福永だったが、115球を投げ完投。勝ったチームが優勝という緊迫した試合で「気持ちいい勝ち方をした」(岩崎監督)と、9季ぶり10度目のリーグ制覇となった。

 優勝を勝ち取った中大だが、秋季リーグ戦から1年ぶりに1部に昇格したばかりだ。「厳しい時代があったからこそ喜びがある」(渡邉友徳主将・文3)と試合後には目に涙を浮かべながら振り返った。  中大は今週末から行われる、東日本大会への出場が決定している。2年ぶりの出場となるが、福永を筆頭に4人の投手が控えており、連戦のトーナメントを有利に進められる。「胴上げは東日本でしてくれと言ってありますから」(岩崎監督)。目指すはリーグ優勝と東日本大会制覇の2冠だ。

 

◆試合結果◆

明学大=000 001 000=1

中 大=000 020 32x=7

 

中大軟式野球部は第36回東日本学生軟式野球選抜大会に出場します。 初戦は11月22日(日)、八王子市民球場にて12時開始予定です。

 

優勝を果たし、笑顔を見せる選手たち

 

▲優勝を果たし、笑顔を見せる選手たち

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部