軟式野球部

軟式野球部 東都学生軟式野球秋季リーグ戦対文教大

2015年11月01日

10月27日 戸田市営球場

「ベンチの雰囲気」で掴んだ勝利

▲7回に千葉が逆転打を打ち、喜ぶベンチ

 中大は4回裏に2点を先制するも、7回表に同点に追いつかれる。しかし直後に打線がつながり逆転に成功。秋季リーグ戦の開幕戦で敗れた文教大を相手に雪辱(せつじょく)を果たした。

▲先発の福永

 先発の福永康(文3)は、立ち上がりから文教大をテンポよく抑える。後攻の中大は先頭の姫嶋和樹(商2)が安打で出塁し、初回から好機が訪れる。しかし後続が倒れ先制はならなかった。

 試合が動いたのは4回。先頭打者の安慶名庸(法3)が右安打を放ち、一気に二塁まで進む。千葉貴瑛(文3)が犠打を決めてつなぐと、石井貴大(商3)が先制打を放った。5番の田中右真(経2)が四球を選ぶと、続く藤野正豪(商3)も安打でを放ち、福永の内野ゴロの間に石井が生還し2点目を挙げた。

 福永はその後も好投を続けていたが、7回に悪送球による失策で先頭打者を出すと、自身の暴投や審判の際どい判定などで同点を許してしまった。しかし、その後は「エースという自覚のある投球」(渡邉友徳主将・文3)で逆転は許さなかった。

▲7回に適時打を放った千葉

 「今日のベンチの雰囲気は秋リーグで1番だった」(渡邉主将)。同点とされても落ち込まない姿勢が、7回裏の勝ち越しにつながった。二者連続三振で簡単に2死を奪われる。しかし2死から秋山広樹(商2)安慶名が連打を放つと、打席にはここ数試合好調を維持している千葉。「チームのみんなが(打順を)回してくれるし、やっぱり勝負は3年生が決めないといけない」と左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放った。続く石井も「千葉が打ったから自分も絶対打ちたい」と二塁打を放ち、ダメ押しの追加点を挙げた。  中大は8回からは青柳達郎(法3)が登板し、2回を無失点に抑え勝利。開幕戦で敗れた相手だったが、中大が鮮やかな逆転劇を見せた。

  この試合は「ベンチの雰囲気を意識して、秋リーグ1番の雰囲気だった」(渡邉主将)。岩崎監督も「今日はみんなの気持ちが強かった」と選手全員で試合を作り勝利へ導いた。秋季リーグ戦も残すところあと3試合となったが、依然中大が優勝する可能性は残っている。1部昇格後すぐの優勝、そんなシナリオも現実味を帯びてきた。

◆試合結果◆

文教大=000000200=2

中 大=00020030×=5

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部