軟式野球部

軟式野球部 東都学生軟式野球連盟秋季リーグ戦対国学大

2015年10月01日

9月30日 越谷市民球場 8回に4得点で大逆転! 488日ぶりの1部勝利

 ここまで2戦を終えて勝ち星のない中大。3戦目は国学大との対戦になった。試合は2回に今枝宥人(商2)が5点を失うなど序盤は大きくリードを許したが、8回裏に一挙4得点で逆転。秋季リーグ戦初勝利を収めた。

勝ち越しの犠飛を放った千葉

▲勝ち越しの犠飛を放った千葉

 2回を終えて5点差を付けられる展開に、一時は「負けたと思いました」と千葉貴瑛(文3)。それでも、「3年生が諦めたら終わりだと思うので」(千葉)と最後まで粘り強く戦い、勝利を呼び込んだ。  大学初先発を果たした今枝は、初回を三者凡退に抑えるも2回は押し出しや適時打3本を浴び5失点。しかし渡邉友徳主将(文3)は「今後のこともあるし、踏ん張ってもらわなければ困る」と今枝を続投させた。その後の今枝は、走者を許しながらも要所を締める投球で、国学大打線を封じる。

 3回、4回と三者凡退に抑えられた中大だったが、5回に石井貴大(商3)の安打を皮切りに、姫嶋和樹(商2)の内野ゴロの間と安慶名庸(法3)の適時打で2点を返す。7回には安慶名の犠飛と千葉の適時二塁打で1点差まで追い上げた。ところが、8回に安慶名の野選などで2点を加えられてしまう。

逆転の口火を切った藤野は、一塁ベースを回るとガッツポーズを見せた

▲逆転の口火を切った藤野は、一塁ベースを回るとガッツポーズを見せた

 その裏、中大は藤野正豪(商3)から攻撃が始まった。打撃不振でここ2試合は打順を下げられていた藤野。それまでの打席も2打席連続三振を喫していたが、「打席に入る前から振り抜こうと決めていた」と安打を放ち流れを作った。石井貴大(商3)と代打で出場した渡邉主将も安打で続き、無死満塁。一気に中大へ流れが傾いた。続く関祐介(文3)が押し出しの四球を選ぶと、1死を挟んで2者連続の押し出しで同点に追いついた。  なおも1死満塁の好機で、打席には4番の千葉。千葉の2球目はやや浅い中飛だったが、関が「肩があまり強くなさそうで行けると思った」と冷静な判断でタッチアップ。結局8回は、打者一巡の猛攻で4点を獲得した。その裏を2番手の青柳達郎(法3)が3人で打ち取り、念願の秋季リーグ戦初勝利。1部での勝利は昨年5月30日の東洋大戦以来、実に488日ぶりのことだった。

 一時は5点差を付けられたが、「ベンチからしっかりとムードを作ってバッターも乗ってくれた。チーム全員での勝利」(渡邉主将)と1部で1年4カ月ぶりの勝利を喜んだ。次戦は先日引き分けに終わった明学大との対戦になる。引き分けた相手ではあるが、「自分たちが劣っているとは思わない。やることをやるだけ」(藤野)と連勝を目指す。

◆試合結果◆

国学大=050 000 020=7

中 大=000 020 24x=8

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部