軟式野球部

軟式野球部 東都学生軟式野球連盟春季リーグ戦対東洋大川越

2015年04月27日

4月22日 戸田市北部公園野球場

7回コールド勝ちも・・・主将「あまり良くない試合」

最後の打者を一塁ゴロに打ち取ったものの、福永の表情は厳しかった

▲最後の打者を一塁ゴロに打ち取ったものの、福永の表情は厳しかった
 開幕から3連勝と勢いに乗る中大。対戦相手の東洋大川越は、昨季のリーグ戦から2勝負けなしという相性の良い相手だ。この試合も初回に2点を先制し、5回には打者11人の猛攻で6得点を挙げて余裕の試合運びを見せていた。ところが、7回に先頭から二者連続で死球を与えるなどして2失点。結果的には10-2と大差での勝利となったが、「あまり良くない試合」(渡邉友徳主将・文3)となってしまった。

 「7回は無失点に抑えなければいけないし、そもそも5回で終わらせるべき試合だった」と、試合後の渡邉主将の表情は厳しかった。初回、敵失や四死球、石井貴大(商3)の適時打などで2点を先制。  5回には先頭の藤野正豪(商3)が敵失で出塁すると、福永康(文3)、姫嶋和樹(商2)、石井に適時打が飛び出し6点を追加。しかし、5回コールドの基準となる10得点にあと1点足りず、勝負は6回以降へと持ち越された。
好走塁を見せて本塁を陥れた千葉

▲好走塁を見せて本塁を陥れた千葉

 なんとかして試合を決めたい中大だったが、6回は1死一、二塁の場面で姫嶋が内野ゴロ、続く安慶名庸(法3)は1ボール1ストライクからの3球目を打ち上げて二飛に終わり、得点を挙げられない。7回に先頭の千葉貴瑛(文3)が中越えの三塁打を放ち、相手野手が打球の処理にもたつく間に本塁を陥れて1点を追加。裏の回を無失点に抑える計算だった。

 ところが、ここまで相手打線を被安打1、7奪三振と抑えてきた先発の福永が、先頭から二者連続で死球を与える。続く打者には2球目を右翼線に運ばれて1点を失った。1死を取ったものの遊撃・田中右真(経2)の失策で更に1失点。後続は打ち取り2失点で凌いで7回コールド勝ちとなったが、後味の良くない決着となった。  岩崎監督も「10点リードの場面で連続死球は(気持ちが)締まっていない」と苦い表情。また「2死の場面で簡単に打ち取られてしまう場面が多かった」と打撃陣の姿勢にも注文をつけた。

 だが、2回に関祐介(文3)が左翼に放った安打では、相手の緩慢な守備を突いて一気に三塁を陥れたり、4番の石井が3安打3打点の活躍を見せるなど好材料もあった。次の対戦までは1ヶ月ほど間が開く。「暑さが増すので、体力面などを一から作り直す」(渡邉主将)と入替戦を見据えた練習を行い、悲願の1部昇格を目指す。

試合後、監督とともにミーティングを行う選手たち

▲試合後、監督とともにミーティングを行う選手たち
 

◆試合結果

中   大=201 060 1=10

東洋大川越=000 000 2=2 ※規定により7回コールド
 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部