「中大スポーツ」新聞部
バドミントン部・東日本学生バドミントン選手権大会 団体戦
2017年08月29日
8月26・27日 北海道総合体育センター
ベスト8入りでインカレ出場権を得る
エースの五十嵐優(法4)、大関修平(商4)、川端祥主将(商4)の主力3人がユニバーシアード競技大会への出場のため不在という厳しい状況のなか迎えた今大会。準決勝進出は逃したが、ベスト8入りでなんとかインカレ出場権を得た。
▲今大会、唯一の4年生、宮がチームを引っ張る
中大は2回戦からのスタート。千葉大との初戦を3ー0で危なげなく勝利し迎えた北翔大との3回戦。勝てばインカレ出場が決まるため「一つのヤマ場」だと西山監督が語ったとおり、初戦のような圧倒的な勝利とはならなかった。第1シングルスで本間稜人(経2)が0ー2のストレート負けを喫する不穏な幕開け。流れを変えたい第2シングルスでは佐藤雄輝(商1)が苦戦しながらもなんとか勝利を収める。その後は流れに乗って第1、第2ダブルスを制し、3ー1で北翔大に勝利した。
▲佐藤は1年生ながらシングルスで白星を挙げ、チームに貢献した
ベスト4進出を懸けた準々決勝は日大との対戦。
第1シングルスの本間は序盤から自分のペースに持っていくことができないまま1ゲーム目を落としてしまう。しかし2ゲーム目は粘りを見せ、14ー14とゲームの後半まで互角の戦いを続ける。本間が15点目を取って以降は相手を引き離し21ー17で2ゲーム目を取る。第3ゲームもゲームの中盤まで一進一退の攻防が続くが、13ー13から相手に8連続得点を決められ3ゲーム目を落とし、1ー2で惜しくも敗戦。
第2シングルスは宮雄大(経4)が出場。1ゲーム目を取られ後がない2ゲーム目。序盤に連続で得点を取られる苦しい状況から、試合中盤では何度も追いつきそうになる場面が見られたが、最終的に追いつくことができず0ー2で敗戦した。
負けられない第1ダブルスは中田政秀(法3)・森岡秀斗(法2)組が出場。17ー21、19ー21と第1ゲーム、第2ゲームともに終始互角の戦いが続いたが、最後に粘れず0ー2のストレート負け。 0ー3で日大に敗戦し、準々決勝敗退が決まった。
▲今後に期待が懸かる中田・森岡組
チームの主力3人が不在とはいえ、ベスト8という結果に喜ぶことはできない。今大会唯一の4年生としてチームを牽引した宮は「3人の力を補いきれなかった。ベスト8に満足はしていない」と語る一方で、西山監督は「恥ずかしい。話にならない」とバッサリ。「敗因は技術よりも一人一人の気持ちの問題」とも語った。
今回はユニバーシアード大会が終われば戻ってくる3人だが、来年度になれば卒業してしまい、二度とチームに戻ってくることはない。技術面、メンタル面ともに強化し、主力がいなくても勝てる層の厚い中大を取り戻すことができるか注目だ。
◆大会結果
ベスト8=中大
▼詳細結果
2回戦
○中大3ー0千葉大●
3回戦
○中大3ー1北翔大●
準々決勝
●中大0ー3日大○
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部