「中大スポーツ」新聞部

女子卓球部・春季関東学生卓球リーグ戦後半戦

2017年05月25日

5月19~21日 所沢市民体育館

7戦全勝!! 6年ぶりに春季リーグ戦制覇!

 この日を待ち望んでいた。粒ぞろいの中大ではあったが、近年並み居る強豪校に競り負け悔しい思いをしていた。

 圧倒的な強さで1試合を残して優勝を決めていたが、「全勝してこそ本当の優勝。負けたらうれしさが半減」(大場監督)と最後まで気を緩めず、全勝で優勝を収めた。6年ぶり11シーズンぶりに歓喜に沸いた。

 

▲表彰式後、満面の笑みを見せる選手たち

 

5・19 4戦目対淑徳大戦

 「一汗かけば緊張も和らぐ」。前半戦終了時語った大場監督の言葉通り、前半戦から2週間空いても勢いを落とさなかった。

 2番手にはリーグ戦初戦対日大戦で黒星を喫して以来の出場となる、瀬山咲希(文2)が登場。先陣を切った山本主将に続いて、危なげなく勝利を決めた。

 

4戦目 ◯中大4-1淑徳大●

▼詳細結果

◯山本怜主将(文4)3-0松澤●

◯瀬山咲希(文2)3-1趙●

◯山本主将・明神佑実(文4)組3-2松澤・竹本組●

●秋田佳菜子(文3)1-3竹本◯

◯秋田・森田彩音(法2)組3-0島津・高橋組●

 

5・20 5戦目対早大戦

早大を下し単独1位に! 

 「早大戦が優勝へのカギになる。ここをなんとしても勝ちたい」(大場監督)。前日そう意気込んでいた中大は、蓋を開けてみればストレート勝ちを収めていた。だが「ゲームカウント4-3で勝ったぐらいの疲労感」(矢島コーチ)も感じていた。

 ルーキー山本笙子(法1)の勝ち星は言わずもがなだが、圧巻は秋田佳菜子(文3)・森田彩音(法2)組だ。昨年度関カレベスト4の阿部・徳永組を見事下した。また森田は続いてシングルスで登場し、こちらも阿部と対戦。ぎりぎりのせめぎあいの中で、勝利をつかんだ。

 勝てば6年ぶりとなる優勝が決まる。前回大会覇者の専大相手に全力で挑む。

 

5戦目 ◯中大4-0早大●

▼詳細結果

◯山本怜主将(文4)3-1加藤●

◯山本笙子(法1)3-2鎌田●

◯秋田佳菜子(文3)・森田彩音(法2)組3-2阿部・徳永組●

◯森田3-2阿部●

 

5・20 6戦目対専大戦

盤石の態勢! 1戦を残し優勝を決める!!

 午前の早大戦に引き続いて、午後は専大と対戦。「相手チームのエースが(山本主将と)対戦するのを避けて、2番手3番手の選手を出してくる」ということもあり、確実に白星を挙げた。がその分、専大エース安藤に2戦目を取り返されてしまう。

 「今まで勝ったことのなかった選手に勝てた」森田でイーブンに戻すと、中大の本領が発揮された。4年生コンビが3勝目を挙げ、優勝に大手をかけると、「(試合開始前の練習時間から)時間があいて待たされても集中力を切らさない」(大場監督)美濃口千夏(文3)が1セットを取られながらも勝利。渾身のガッツポーズを高らかに上げ、1試合残しながらも6年ぶりの優勝を決めた。

 

6戦目 ◯中大4-2専大●

▼詳細結果

◯山本主将3-0宇田●

●瀬山咲希(文2)1-3安藤◯

●秋田・森田組1-3枝松・安藤組◯

◯森田3-0枝松●

◯山本主将・明神佑実(文4)組3-1牧之内・堀組●

◯美濃口千夏(文3)3-1牧之内●

 

▲美濃口が優勝を決定づけた

 

5・21 最終戦対東京富士大戦

全勝優勝! 「今日も勝ってこそ、本当の優勝」

 昨日春リーグ戦の優勝を決めた中大だったが、あくまで全勝優勝にこだわった。

 順調に勝ち星を挙げ、よもや前回大会王者相手にストレート勝ちを収めるかと思われた。だが意地の一勝を東京富士大主将、林に挙げられる。「相手のサーブがわかりづらく、レシーブに自信が持てなかった」(森田)。フルセットまで持ち込んだものの、最後は3-11で圧倒された。

 だが中大優勢に変わりはなく、最後はここまで4勝1敗の山本怜主将(文4)・明神佑実(文4)組がきっちり決め、昨年度秋リーグ戦覇者を下した。

 

7戦目 ◯中大4-1東京富士大●

▼詳細結果

◯山本怜主将(文4)3-0滑川●

◯瀬山咲希(文2)3-0畠山●

◯秋田佳菜子(文3)・森田彩音(法2)組3-0林・前瀧組●

●森田2-3林◯

◯山本主将・明神佑実(文4)組3-1滑川・浅利組●

 

▲山本主将は出場したシングルス7戦で全勝を収めた(東京富士大戦)

 

▼大会結果▼

❶中大②早大③東京富士大

◆個人賞受賞者

優秀選手賞 山本怜主将(文4)(シングルス:7勝0敗、ダブルス:4勝1敗)

殊勲賞 森田彩音(法2)(シングルス:4勝1敗、ダブルス:4勝2敗)

 

▲殊勲賞を受賞する森田(奥)

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部