「中大スポーツ」新聞部
硬式野球部・東都大学野球春季リーグ戦 対専大2回戦
2017年05月24日
5月18日 神宮球場
畠中ほろ苦デビュー 逆転勝ちで最終戦を飾る
▲「いつもと違い土が固かった」と神宮のマウンドの感触を語ったリーグ戦初先発の畠中
123 456 789 RHE
専 大=201 000 100=4161
中 大=006 000 100=791
[専]金城、上野、髙橋礼-深水、大橋将
[中]畠中、鳥養、花城、鍬原-田畑
本塁打:〈専〉和田(7回1点)
◆スタメン
1[二]土谷 恵介(法4=前橋育英)
2[中]五十幡亮汰(法1=佐野日大)
3[三]内山 京祐(文1=習志野)
4[指]吉田 叡生(経3=佐野日大)
5[左]堀内 寛人(商3=県岐阜商)
6[一]小野寺祐哉(経2=白鴎大足利)
7[遊]牧 秀悟(商1=松本第一)
8[捕]田畑 瑛仁(文3=浦和学院)
9[右]大城 幸泰(商3=糸満)
P 畠中 優大(商1=樟南)
接戦をものにして初戦を勝ち、そのまま2連勝で最終カードをとりたい中大は、リーグ戦初登板初先発の畠中が初回から2点を失う。しかし、3回に打者10人の猛攻で一挙6得点。その後は、畠中のあとを受けた4年生投手陣が最後までリードを守り切り春季リーグ戦を終えた。
先発のマウンドには1年生の畠中が上がった。リーグ戦初登板初先発。投手陣にけが人が続出で回ってきたチャンスをつかみたいところだ。しかし、先頭を左前打で許すと牧の失策、死球で無死満塁とされ4番の深水は空振り三振に打ち取るも、5番、6番に連続タイムリーを浴び2失点。2回も先頭に左前打、犠打と二ゴロ、四球で二死1、3塁とされたところで鳥養直生(商4)と交代。鳥養が後続をきった。「うまくいかなかった、決め球を習得していい打者を打ち取りたい」と反省を口にした畠中。神宮で投げたからこその課題が見つかった。
▲2安打2打点の活躍を見せた五十幡
序盤からリードを許しなんとかしたい打線は1、2回と無安打に抑えられ嫌なムード。3回にも1点を追加され3点ビハインドのその裏、打線が爆発する。先頭の牧が中前打で出塁すると田畑の犠打が相手捕手の野選を誘う。大城幸がバントを空振りし二塁走者牧が飛び出してしまうが、牧が好判断で三塁を陥れる。土谷が四球で一死満塁の好機をつくると五十幡が左前適時打を放ち1点を返す。続く内山が投手強襲の適時打、吉田が左前適時打、堀内が右翼線適時二塁打、小野寺が右前適時打と5者連続で適時打が飛び出し一挙6得点。逆転に成功した。
▲今日もタイムリー、打球を確認しほほえむ堀内
4回からは花城凪都(商4)が登板。毎回安打を許すものの危なげなく打者を抑えていく。序盤の流れを落ち着かせる投球だった。しかし7回2者連続三振を奪った後、和田に本塁打を浴びリズムが崩れたのかここから3連打で二死満塁のピンチを招いた。それでも続く岡本を三ゴロに打ち取りガッツポーズを見せた。
花城が本塁打を打たれ2点差に迫られたその裏、先頭の大城幸が死球で出塁、犠打で1死二塁として今日適時打を放っている五十幡。適時内野安打でダメ押し点。五十幡は2安打2打点の活躍を見せた。
8回からはエース鍬原拓也(法4)で締めにいく。連投となった鍬原だが疲れを見せることなくこの日の最速は150㌔。「短いイニング(2回)を任されたので先発の時より力を入れた」(鍬原)。三者凡退で8回を抑え、最終回は、走者を背負ったものの連打は許さず最後は三振で切って取った。これで中大は7勝5敗勝ち点3でリーグ戦を終えた。主力のけがが相次ぎ苦しい展開になったが、粘りを見せた今リーグ戦。十分力を見せつけた。秋は悲願の優勝を期待する。
◆コメント
畠中
思うようにいかなかった。低めのコントロールをよくしたい。決め球を習得していい打者を抑えられるようになりたい。
堀内
規定打席に到達できなかったことが悔しい。(タイムリー放つ)打撃の調子がよかった。秋に向けてもっとレベルアップしたい。
◆試合結果
○中大7-4専大●(2勝)
記事・写真=「中大スポーツ」新聞部