「中大スポーツ」新聞部
剣道部・関東学生剣道選手権大会
2017年05月19日
5月14日 日本武道館
まさかの全日本出場者3人
中大から10人が出場した関東学生選手権大会。関東の王者を決める大会であると同時に、全日本への出場権をかけた大会でもある。「全員全日本に出れてもいいメンバー」(松井)だったにも関わらず、全日本選手権大会への出場者は3名にとどまった。加えて、5回戦までで中大からの出場者全員が敗れるという結果に終わった。
▲4回戦で敗退し、ベスト64という結果に終わった川井
今年度、エース兼主将としてチームを引っ張る梅ヶ谷翔(法4)。山場は3回戦。当たったのは佐々木(筑波大)だ。これまでに何度か対戦し、苦しめられた相手だったが、延長30分にも及んだ死闘を引き胴で勝利。つば競り合いが一瞬離れ、相手の胴が空いたのを見逃さなかった。続く4回戦に勝利し、全日本への切符を手にしたものの、「気持ち的に緩んでしまった」と次の5回戦で破れた。
▲試合後、「全日本に向けて切り替える」と梅ケ谷は話した
先日の部内選考会で優勝を収め、この大会へ良い形で出場した松井航汰(経4)。勝ち上がるにつれて「体力面で疲れてくる」と話していたが、4回戦、5回戦ともに延長戦にもつれ込んだ。5回戦で明大の津田敗退したものの、4年目にして初めての関東選手権出場、また初めての全日本出場権をつかみとった。今後については「集中力を高めていきたい」と、課題を明らかにした。
▲松井は「インカレも上を目指し一戦一戦大事に戦いたい」と語った
7月の全日本へは、梅ケ谷、松井に加えて、敗者復活戦で勝ち上がった川井太誠(経3)の3名の出場となった。昨年の出場者数9名に比べると少ない人数だが、中大の名を全国にとどろかせることはできるだろうか。今回の雪辱をバネに、全国で躍進する姿が楽しみだ。
◆大会結果
●ベスト32=梅ケ谷、松井
全日本出場者 梅ケ谷、松井、川井
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部