「中大スポーツ」新聞部
硬式野球部・東都大学野球春季リーグ戦 対国学大2回戦
2017年05月10日
5月2日 神宮球場
拙攻続きで勝ち点落とす
▲2回、先制を許す
123 456 789 RHE
中 大=001 000 000=141
国学大=010 001 000=280
[中]花城、鍬原-保坂
[国]小又、吉村、宮内-横井
本塁打:なし
◆スタメン
1[三]吉田 叡生(経3=佐野日大)
2[二]土谷 恵介(法4=前橋育英)
3[一]小野寺祐哉(経2=白鴎大足利)
4[捕]保坂 淳介(商4=佐野日大)
5[指]堀内 寛人(商3=県岐阜商)
6[右]大工原壱成(商2=桐光学園)
7[遊]牧 秀悟(商1=松本第一)
8[左]大城 幸泰(商3=糸満)
9[中]五十幡亮汰(法1=佐野日大)
P 花城 凪都(商4=興南)
優勝に向けた国学大2回戦。初戦を落としあとがない中大は、花城、鍬原拓也(法4)の投手リレーで国学大打線を2点に抑える。しかし、打線は走者を出すも3つの併殺打やスクイズ失敗など、好機にあと一本が出ず痛い連敗で勝ち点を落とした。
▲今季リーグ戦初先発で好投を見せた花城
伊藤優輔(文3)のけがに続き、喜多川省吾(経3)もベンチを外れる厳しい状況の中大投手陣。先発は花城が任された。今季リーグ戦初先発の花城は、「(先発の)準備はできていた」というように気持ちの入った投球を披露。初回、先頭の山崎を中前打で出し嫌な流れになりつつあったが、後続を3人で打ち取る。しかし2回、連続三振を奪い簡単に2死をとってから、四球で走者を出すと貞光に右翼線適時三塁打を打たれ先制を許す。「もったいなかった」と捕手の保坂主将。その後は伸びのある直球を丁寧に投げ込み相手打線を抑え投手戦を繰り広げる。迎えた6回、左前打、さらに4番鹿屋に左中間二塁打で無死ニ、三塁。三ゴロと四球で1死満塁となり、中犠飛で勝ち越しを許してしまう。次打者の打球を牧が失策し、2死満塁となったところでエース・鍬原にスイッチ。後続を断ちピンチを最少失点でしのいだ。その後も鍬原は調子が良くないながらも0で抑え味方打線の援護を待った。
▲唯一の得点となった堀内の犠飛
一方、打線は再三の好機を生かせなかった。2回、牧の四球と五十幡の中前打で好機を広げるが吉田は併殺打。先制された直後の3回、この日唯一の得点が生まれる。先頭の土谷が左越え二塁打で出塁、ニゴロと四球で1死一、三塁とし堀内の中犠飛ですぐさま同点に追いついた。5回にも先頭の小野寺が死球で出塁するが保坂主将がこの試合チーム3つ目の併殺打。6回に勝ち越され1点を追う7回、2死三塁となったところで、この試合スタメンを外れた飯嶌幹太(商4)が打席へ。副主将のバットに期待が懸かったが、その初球止めたバットにボールが当たり一ゴロ。またしても好機をいかせない。8回も保坂主将が死球で出塁し、相手投手の暴投で無死三塁。1死後、6番大工原がスクイズを空振りし三塁走者が憤死、最大の好機を自分たちのミスで潰してしまった。土壇場の9回、四球と犠打などで2死二塁の一打同点の好機で吉田。しかし一ゴロに倒れ万事休す、天王山を連敗し優勝が遠のいた。試合後、保坂主将は「投手が頑張ってくれた中であと一本が出なかった。このカード通じてチームとしてもっと打てた」と反省を口にした。
▲8回、1死三塁スクイズを空振りした大工原
◆コメント
清水監督
いつものようには点が取れなかった。(次は最終節)せっかくここまで来たから、秋につながる戦いをしたい
保坂主将
投手が頑張っていた中で、点が取れなかった。チャンスで打てないとこういう苦しい展開になる。(次カード)しっかり2連勝で締めくくりたい
花城
(先発は)前日に言われていた。変化球が甘くなってしまった。(今日は)やってやるぞという気持ちだった
◆試合結果
●中大1-2国学大○(2敗)
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部