「中大スポーツ」新聞部
硬式野球部・東都大学野球春季リーグ戦 対日大1回戦
2017年04月05日
4月4日 神宮球場
昨季王者・日大に快勝! 4季ぶりの白星発進
▲10奪三振で完封。快投を見せた鍬原
123 456 789 RHE
日 大=000 000 000=041
中 大=121 200 00X=680
[日]田村(孝)、高田、植谷、岸田、東-八田、東海林
[中]鍬原-保坂 本塁打:なし
◆スタメン
1[左]飯嶌 幹太(商4=宇治山田商)
2[二]土谷 恵介(法4=前橋育英)
3[三]吉田 叡生(経3=佐野日大)
4[捕]保坂 淳介(商4=佐野日大)
5[指]内山 京祐(文1=習志野)
6[一]河合 泰聖(法3=龍谷大平安)
7[遊]牧 秀悟(商1=松本第一)
8[右]大工原壱成(商2=桐光学園)
9[中]五十幡亮汰(法1=佐野日大)
P 鍬原 拓也(法4=北陸)
「戦国東都」春の陣が開幕! 13年ぶりの優勝を目指す中大は、昨季王者・日大と対戦した。先発したエース・鍬原が4安打10奪三振で完封。打線も初回に相手の失策で先制するなど着実に加点し6-0で快勝した。4季ぶりに開幕戦を白星で飾る絶好のスタートを切った。
▲初回、吉田の強烈な打球を相手三塁手がトンネルし先制。吉田は2回にも追加点となる適時打を放った
「今年に入ってから4月4日(開幕戦当日)を意識して調整してきた」と言う鍬原が王者の前に立ちふさがった。初回、2つの四球と安打で2死満塁とピンチを招いたが「開き直って自分のやってきたことを信じて投げた」と日大6番・新井をスライダーで見逃しの三振に打ち取る。その後は140㌔後半の直球とシンカーで相手打線を翻ろう。9回には右足ふくらはぎをつるアクシデントもあったが、142球を投げ切りリーグ戦初完封勝利を挙げた。
▲主将の保坂も適時二塁打を放ち、攻守で勝利に貢献した
好投する鍬原に野手陣も応えた。初回、死球と土谷のバント安打で無死一、二塁とすると吉田の放った強烈な打球を日大・福田がトンネル。思わぬ形で先制に成功する。「相手の失策だったが、いい形で試合に入ることができた」と話した吉田は2回にも追加点となる適時打を放った。そして4回には4番に座る主将・保坂が右中間へ適時二塁打。「体が開かないように、右方向を意識していた」(保坂)。5回までに6点を奪った中大が試合を優位に進め、相手に主導権を渡さなかった。
▲開幕スタメンに抜擢された五十幡
また、この日のスタメンには3人の1年生が名を連ねた。中でも高校時代に俊足ランナーとして注目を集めた五十幡が内野安打。快足を飛ばし神宮を沸かせた。「(大学野球の)スタートはまずまず。結果が第一なので出足としては良かった」とさらなる成長に期待が懸かる。
投打がかみ合い初戦に勝利した中大。しかし保坂は「初戦を取れたことは大きいが、勝ち点を取ることが大事なので明日も勝つ」と気を引き締め直す。勝ち点を獲得し、連勝街道を突っ走りたいところだ。
◆コメント
清水監督 すべていい方向に転がってくれたし、みんな頑張っていた。勝ってよかった。明日もまたみんなで力を合わせて勝ちに行く
保坂主将 初戦の独特の緊張感で入りみんな硬かった。でも初回ピンチ脱して、先制できたことで落ち着いて行けた。初戦を勝てたことは大きい
鍬原 今日は野手に助けられた。初回、緊張していたが開き直って自分がやってきたことを信じて投げた
吉田 いい形で試合に入ることができた。(2打席目の適時打は)相手の投手が四球が多かったのでしっかりと振っていこうと。明日もきっちり勝って勝ち点を取りたい
五十幡 塁に出ることを第一に自分の足を生かして相手の嫌がると思うことを考えてやった。中学以来の神宮で始まるんだということで少し緊張した
牧 少し緊張していたけど初めて神宮でプレーしてみて、違う世界にきたみたいな不思議なワクワク感が強かった。チャンスで打てなかったことなど打撃はまだまだ課題
◆試合結果
○中大6-0日大●(1勝)
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部