「中大スポーツ」新聞部
相撲部・全日本相撲選手権大会
2016年12月26日
12月4日 両国国技館
中大からアマチュア横綱誕生! 矢後「信じられない」うれし涙
矢後太規主将(法4)が、中大勢26年ぶりのアマチュア相撲の頂点に立った。決勝はスピード決着。わずか4秒の取り組みは「100点に近い」と満足の取り組みだった。
決勝トーナメントを懸けて行われた予選トーナメントでは、1度相手に勝ちを許している。「2敗すると決勝トーナメントに上がれないプレッシャー」もあった。切り替えに苦労を強いられた。 意識の外だった優勝。しかし、決勝戦を迎え「ここまで来たら」という緊張感もあった反面、「なんでだかわからないけど、楽な気持ち」で土俵へと上がった。最後は「自分の相撲」で寄り倒し、頂点へ。向けられたマイクに向かって「信じられない」とコメントし、うれし涙を流した。「こんなに大きなタイトルは初めて」。
同期の存在は大きい。11月のインカレで4年生は引退したが、この大会に出場する矢後の練習に付き合った。「引退しても来てくれて、いつもと変わらないいい稽古ができたと思う」と矢後。ここまで踏んできた場数が、自信になっていた。
「相手が誰だろうと関係ない」。今大会では学生以外も相手にしてきた。しかし、矢後にはとって相手は問題でなかった。自分の相撲を取り、目の前の一場一場に集中し、上りつめた頂点だ。
◆大会結果
①矢後
▼決勝
矢後○(寄倒)●深井(東洋大)
記事:「中大スポーツ」新聞部