「中大スポーツ」新聞部
硬式庭球部・全日本学生室内テニス選手権大会シングルス準々決勝
2016年12月05日
12月2日 江坂テニスセンター
1年生が接戦展開 「素直にうれしい」逆転勝利
▲試合終了後握手をする望月(左)と島袋
16人が本戦に出場する本大会。第2シードの望月勇希(法1)は島袋(早大)との準々決勝に臨んだ。序盤は島袋の強烈なサーブに苦戦するものの、徐々に試合のペースをつかみ勝利した。
▲フォアハンドを打つ望月
立ち上がりに「不安があった」と望月が振り返る第1セット。ファーストサーブを決められず、攻めのリズムをつかみきれない。また、島袋のサーブにも苦しめられる。本大会はボールがよく走るコートで行われているため、島袋のサーブはよりスピードが増していた。望月は必死に食らいつくものの、第1セットを落としてしまう。
迎えた第2セット、望月は軌道修正を試みる。第1セットでは「ポジションを下げられていた」という望月。「自分から前に前にというのを意識した」。また、サーブも脱力を意識しファーストサーブを重視した。そして何よりも、望月はあきらめなかった。作戦が功を奏し、望月は徐々に調子を上げていく。競りながらもこのセットを7-5で終えると、第3セットも勢いそのままに6-3で勝利した。
▲ポイントを取り吠える望月
相手の島袋は今年の秋に関東を制し、勢いに乗っている1年生だ。相手のペースで進んだ第1セットから、逆転で勝利を収めた望月は「勝てたことが素直にうれしい」と話す。月村コーチは「手に汗握る展開の中で攻め切ったこと、かけひきの中で自分を信じて打てたことは次につながる良いプレーだった」と望月の戦いを評した。
準決勝の相手はインカレ王者の小林雅(早大)を下して勝ち上がってきた三好(早大)だ。「勝負をして、ガッツを見せたい」と望月は意気込みを語る。競った勝負をものにした望月。勢いを味方につけ明日も戦う。
◆試合結果
○望月2-1島袋●
(4-6、7-5、6-3)
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部