「中大スポーツ」新聞部
スケート部・関東大学アイスホッケーリーグ戦 対明大2回戦
2016年11月30日
11月27日 ダイドードリンコアイスアリーナ
連覇達成!
▲表彰式後の笑顔の選手達
約3ヵ月かけて行うリーグ戦最終戦。勝ち点が同じ同率首位の明大との、直接対決となった。中大は1回戦で明大に勝利しているため、引き分け以上で優勝が決まる。持ち前のチーム力で序盤から攻め、3-1で勝利。スケート部は大会連覇を達成した。
▲MVP坂本
(第1ピリオド)
「1、2ピリが強い明大」(金子将太朗・法2)に警戒をしつつも、自分たちのリズムを作りだし、積極的に攻撃していく。9分蓑島圭吾(法2)からのパスをうけた斎藤大知(法1)がうまく合わせシュート。先制点をあげた。「あの場面、いつもならゴール裏に回るけれど、動きを読まれると思って打ったら入った」(斎藤)。そしてピリオド終了間近、坂本颯(法3)がゴール前へパックを運び、一度蓑島にパスをして角度のない場所からシュートを放ち追加点をあげた。
(第2ピリオド)
中大は落ち着いたプレーを続け、大きなピンチを招くことなく試合が続いた。そんな中、37分にパワープレーのチャンスを坂本が決め三点目。「秋リーグ一番納得がいったゴール。仲間に感謝したい」(坂本)。「3点とれたことで余裕ができた」(加藤槙之助主将・総4)。
▲GK金子
(第3ピリオド)
「この試合一番苦戦した」(八戸監督)第3ピリオド。強豪明大も黙ってはいない。「スキルあるFWがいて、1対1が強い」(乾純也・総3)明大に、シュートを撃ち込まれるも、GK金子が好セーブを連発。「1、2ピリオドをゼロで抑えられたので、勢いづけられた」(金子)。46分に1点を失うものの、3-1で勝利。最終戦で、秋リーグの優勝を決めた。
優勝の瞬間、選手たちは喜びよりも安堵(あんど)の表情を浮かべていた。「うれしい気持ちもあるけれど、ほっとした気持ち」(坂本)。東洋大2回戦まで続いていた無敗記録や、連覇へのプレッシャーは大きかった。
今大会は、坂本が活躍。MVP、最多得点王、最多ゴール賞、最多アシスト賞と、タイトルを総なめした。「責任感がでた。自分がやらないと勝たない。でも、一人じゃなくて、セットの人がいるからこその結果。みんなに感謝したい」(坂本)。「(坂本)颯さんは、自分にしかできないプレーをする。やっぱすごい人はすごい」(斎藤)と、後輩からも尊敬されるエースへと成長を遂げた。
4年生は、東京で最後の公式戦。「悔しいことも経験したけど、総括して楽しかった」(笹渕雅人・総4)。4年生にとって、東京での有終の美を飾った。 関東選手権、リーグ戦を制し、1月のインカレへ挑む。今年の目標である「再度三冠」へ王手をかけた。「しっかり鍛えなおして、またインカレへ望みたい」(鈴木健斗・法4)。「笑って終われるように、そして後輩になにか残せるように」(木場優樹・総4)。中大の強さを、インカレでも見せつける。
◆試合結果
○中大3(2-0、1-0、0-1)1明大●
◆中大の得点
9:48 G77斎藤 A65蓑島、26坂本
19:39 G26坂本 A65斎藤、23乾純也(総3)
37:33 G26坂本 A65蓑島
◆大会結果
▼①中大②明大③東洋大
フェアプレー賞=中大
▽最優秀選手賞・最多得点王・最多ゴール賞・最多アシスト賞=坂本
ベストGK=金子
ベストDF=加藤主将、蓑島
ベストFW=斎藤、乾
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部