「中大スポーツ」新聞部
硬式庭球部・全日本テニス選手権 男子シングルス3回戦
2016年10月31日
10月26日 有明コロシアム
望月前年度チャンピオンを前に敗れる
▲バックハンドを狙う望月
ベスト16入りを果たした望月勇希(法1)。3回戦は大和田秀俊(法3)も敗れた前年度王者の内山靖崇(北日本物産)と対戦。プロの力をみせつけられベスト8進出はならなかった。
▲内山のボールに必死で食らいつく
3回戦からは会場が移り、有明コロシアムでの試合となった。誰もが憧れる大舞台での試合に望月は「舞い上がりすぎた」と苦笑いで振り返った。第1セットはなかなか自分のテニスをさせてもらえない展開が続く。何度もデュースに持ち込む粘りを見せるも、サービスゲームを2度もブレイクされると1-6で第1セットを落とす。
続く第2セット、落ち着きを取り戻した望月はラリー戦でも競り勝ち、「ラリー戦で負けてる気はしなかった」とプロを相手に強気なプレーを見せる。3-4の時点で相手にブレイクされるも「このまま負けたくない。何か残したろ」とこの試合初のブレイクポイントを奪う。しかし、最後はサーブ力の違いをみせつけられ4-6で敗れた。
▲相手のサービスゲームをブレイクした望月
望月はプロの選手との対戦を振り返り、「学生とは全然違う。ミスが少ない。関心しながら試合してた」とプロとの差を痛感した。内山選手は望月について「弱点が少ない選手。大きな武器ができれば相手にとってもっと嫌な選手になる」と期待をよせる。今回、プロの選手と大舞台で対戦できたことに対して「今後に繋がるいい経験ができてよかった」と語った。今後、より一層の大舞台で活躍していくであろう望月にとって今大会は大きな一歩となったに違いない。
◆試合結果
〈男子シングルス〉
▼3回戦 ●望月勇希(法1)2-0 内山靖崇(北日本物産)◯
(1-6、4-6)
◆大会結果
▼予選1回戦
○大和田秀俊 3-1 濱中重宏(ひばりヶ丘新豊テニスクラブ)●
(1-6、6-3、10-8)
○正林知大(商1) 2-0 井上貴博(アース製薬)●
(6-2、6-4)
▼予選2回戦
○大和田秀俊 2-0 笹井正樹(アース製薬)●
(6-3、6-4)
●正林知大 0-2 近藤大生(エキスパートパワーシズオカ)○
(6-4、6-2)
▼本戦1回戦
○大和田秀俊 2ー1 佐野紘一(伊予銀行)●
(7ー5、6ー2)
○望月勇希 2ー1 只木信彰(リコー)●
(4ー6、6ー4、6ー1)
▼本戦2回戦
●大和田秀俊 0-2 内山靖崇(北日本物産)○
(3-6、0-6)
○望月勇希 2-0 井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)●
(6-3、6-4)
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部