「中大スポーツ」新聞部
硬式野球部・東都大学野球秋季リーグ戦 対国学大1回戦
2016年10月05日
10月4日 神宮球場
鍬原1回もたずKO 大工原猛打賞も勝利に結びつかず
123 456 789 RHE
亜 大=400 000 001=5100
中 大=000 000 110=271
[中]鍬原、柳川、在原、喜多川-保坂
[国]清水、宮内-君島
本塁打:〈中〉堀内(8回1点)
◆スタメン
1[右]飯嶌 幹太(商3=宇治山田商)
2[一]土谷 恵介(法3=前橋育英)
3[指]堀内 寛人(商2=県岐阜商)
4[左]吉田 叡生(経2=佐野日大)
5[三]小河 諒(法4=桐蔭学園)
6[二]新城 拓(文4=興南)
7[遊]松田 進(法4=国学院久我山)
8[捕]保坂 淳介(商3=佐野日大)
9[中]大工原壱成(商1=桐光学園)
P 鍬原 拓也(法3=北陸)
▲1回表途中で降板する鍬原
先週、亜大に勝ち点を奪取した中大。国学大にも勝ち点を取って、波に乗りたいところだったが、先発鍬原が大乱調。0回1/3でマウンドを降りたしまう。初回に取られた失点が最後まで響き、2対5で敗北。先発起用された大工原の猛打賞やリリーフ登板した柳川健大(法2=岩国)の好投など、収穫はあったが、勝ちに結びつくことはなかった。
「負けたのは自分の責任」と鍬原。亜大とのカードでは第1戦と第3戦と完投勝利を果たした鍬原だが、この試合ではその片鱗(りん)は見られなかった。先頭打者に死球を出すと、立ち直ることはなく被安打3、2四球で4失点。先週金曜に投げて中3日の登板となったが「体全体に疲れがある。こういう経験は初めて」と疲労感を隠すことはできなかった。
▲中翼へ適時打を放つ大工原
敗れはしたが、明るい話題も出た。その1つが1年生の大工原の活躍だ。1打席目に相手の右翼手の前に落ちる二塁打を打つと、3打席目にはリーグ戦初となる適時打を放った。「(2塁走者の)松田さんも足が速いのでシングルヒットで帰れると思った。自分が打ててうれしい」と振り返った。
▲公式戦初本塁打を放つ堀内
大工原の他にも堀内の公式戦初本塁打や、柳川が5回を無失点に抑えるなど次戦につながる収穫は得た。「チャンスで1本出るか。ワンチャンスをいかに生かせるか」(堀内)。投打がかみ合えば勝利できる実力はある。リーグ戦上位へ上がるためにも負けてはいけない試合が続く。
◆コメント
鍬原
(1回持たずに降板)負けたのは自分の責任。土日はノースローで昨日も軽めのピッチングだったが、体全体の疲れがあった
吉田
(4番起用で4打数2安打)4番は2月のキャンプでのオープン戦以来だったが、いつも通り。見てる人もやってる人ももどかしい試合だったと思う。打線はつなぐ意識を持ちたい
堀内
(大学公式戦初本塁打)塁に出ることしか考えてなかった。変化球を狙っていて、上手くスライダーを打つことができた。入るとは思わなかった。調子は徐々に良くなっている
柳川
(初回から緊急リリーフ)とにかくテンポよく、リズムよく投げることを意識した。無失点に抑えることができたのは良かったが、2死から走者を出してしまったのは良くなかった
大工原
(初の3安打&適時打)第1打席は打ち上げてしまったので、低く打とうと思っていて、ボールも良く見えていた。夏のオープン戦はほとんど大城さん(幸泰 商2=糸満)が中堅で出てて、自分は守備固めや代走で数える程度しか出場していないが、いつ出てもいいように準備をしてきた
◆試合結果
●中大2-5亜大○
※1敗
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部