「中大スポーツ」新聞部
硬式野球部・東都大学野球秋季リーグ戦 対東洋大1回戦
2016年09月07日
9月5日 神宮球場
投手陣打ち込まれ 痛い初戦黒星
▲初戦を落とし、スタンドに挨拶する選手たち
123 456 789 RHE
○東洋大=003 102 011=8181
●中 大=200 100 000=381
[東]飯田-西川元
[中]伊藤、喜多川、在原、柳川、小林奨ー保坂
本塁打:なし
◆スタメン
1[遊]松田 進(法4=国学院久我山)
2[一]土谷 恵介(法3=前橋育英)
3[左]吉田 叡生(経2=佐野日大)
4[三]小河 諒(法4=桐蔭学園)
5[指]堀内 寛人(商2=県岐阜商)
6[二]新城 拓(文4=興南)
7[右]飯嶌 幹太(商3=宇治山田商)
8[捕]保坂 淳介(商3=佐野日大)
9[中]大城 幸泰(商2=糸満)
P 伊藤 優輔(文2=小山台)
東都大学野球秋季リーグ戦が専修大学対亜細亜大学の白熱した延長試合で開幕した。中大の初戦は、東洋大。初回幸先よく2点を先行したものの、投手陣が毎回の18安打を許し8失点。打撃陣も4回以降相手先発の飯田から点を奪えなかった。投打ともにちぐはぐだった中大。大事な初戦を落とした。
中大の先発は伊藤。夏季オープン戦では、JR東海を7回無失点に抑えるなど調子が上がってきていた。しかし初回からピンチを背負いながらなんとか凌ぐ苦しい展開。2点リードの3回には中軸に4連打を浴び逆転を許す。ここで降板となり、2回0/3を3失点という悔しい結果に終わった。「カウントを悪くしてしまって打たれた」と背番号19が振り返ったように、四死球の数は減ってきたが細かい制球力はまだ課題だ。
その後、4人の投手が登板するも全員が点を失い、東洋大の強力打線を止めることができなかった。気になるのは先頭打者の出塁だ。中大投手陣は9回中7回で先頭打者を出してしまっている。そしてその先頭打者の出塁が得点に結びつくことが多くみられた。いかに先頭を抑えるか。バッテリーは考え直す必要がある。
▲大事な開幕戦のマウンドを託された伊藤
打撃陣は、初回1番松田の左前安打を皮切りに打線がつながり、1死一、三塁から4番小河の犠飛、2死二塁から5番堀内の中前適時打と理想的な流れで2点を先行した。「あてにいかず思い切り振りにいった」と小河。
4回にはこの回先頭の6番新城の二塁打から始まり、その後1死三塁から保坂の適時打で1点差に。失点した裏の攻撃だっただけに貴重な得点であった。また新城に当たりが出たのも上昇のきっかけにはいい材料だ。しかし、4回以降打線は沈黙。飯田に抑え込まれた。
▲先制となる犠飛を放ち4番の仕事を果たした小河
初戦を落とした中大だが、今季が最後の4年生に結果が出たのは大きい。4年生の活躍なくして下克上は成しえない。また、保坂捕手がカメラマン席にと飛び込みながら好捕したり、3番打者の吉田が一塁ベースへヘッドスライディングを見せたりと勝利への執念を感じるプレーが多くみられた。春の悔しさを経験している分、勝ちたい思いはどこのチームよりも強いはずだ。神宮での屈辱は神宮で返す。ここからの巻き返しに期待したい。
◆コメント
松田主将
入替戦で経験できたいい緊張感があって、試合もいい形で入れた。ただ打たれすぎた。明日は先頭を抑えて、無駄な四球を減らしたい。
小河
18安打されたら勝てない、入替戦と同じような気持ちでやらないとまた春と同じ結果になる。明日負けたら最下位も見えてくるので絶対に勝ちにいく
伊藤
調子は悪くなかった。カウント悪くしてしまって、崩れてしまった。初球をしっかりストライク入れて、早めにカウントを稼いでいきたい
保坂
18安打されて勝てるわけない。それはバッテリーの責任。自分がもっとうまくリードできていれば。明日は0点で抑える気でいく。
堀内
(初回の適時打)打ったのは外のツーシーム。小河さんが打ってくれたので楽な気持ちで打席に入れた。今日の負けは切り替えてまた明日に臨みたい。
◆試合結果
●中大3-8東洋大○
※1敗
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部