「中大スポーツ」新聞部
女子卓球部・関東学生卓球選手権大会ダブルス
2016年07月08日
6月23日 所沢市民体育館
出来立てほやほやペアがベスト4入りを果たす
強豪がひしめく、関東学生で明神佑実(文3)・伊藤佑里子(法2)組がベスト4入りを果たした。今年から組み始めた二人が見事な成績を残した。ランク入り(ベスト8)にも明神・伊藤組の他に永田彩夏主将(法4)・吉良あすか(文3)組、口田美奈(経4)・三浦由美子(文4)組、秋田佳菜子(文2)・美濃口千夏(文2)組の4組が中大勢から入った。
▲ベスト4入りを果たした明神・伊藤組
▲秋田・美濃口組
「2月に団体戦で組んで、(ペアが)決まったのが5月」(明神)とまだまだペアとしての歴史は浅い。それでもノーシードから快進撃を見せた。1回戦から順当に勝ち上がり、迎えた準々決勝。相手は秋田・美濃口組。試合序盤は秋田・美濃口組のペースで進み、2セットを取られてしまう。「1,2セットは守りに入ってしまい、攻められてしまった」(伊藤)。しかし追い詰められた3セット目から次第に展開が変わる。明神・伊藤組が攻勢に転じ、3,4セットを取り返し、最終セットに。主導権を握ったまま、5連続ポイントなどもあり勝利。中大対決を制し、ベスト4入りを決めた。
準決勝の相手は昨年の全日学個人で優勝している鈴木・安藤組(専大)。準々決勝で逆転勝ちを収めた勢いそのままに1セット目を先取する。その後、相手のペースに陥り、2セットを取られた。しかし「相手の弱いコース」(明神)を突き続けたことが生きていき、4セット目は終始、主導権を握り、2-2に持ち込む。最終5セット目。序盤からリードを奪う明神・伊藤組だったが、相手は前回王者の試合巧者。徐々に点差を詰めていく。明神・伊藤組は先にマッチポイントを奪うが、あと1点が取れずに11-13で逆転負け。決勝進出とはならなかった。 試合後、「なんで負けたんだろう」(明神)と首をかしげる場面も。「目標を達成できてよかった。でも負けず嫌いなので、やっぱり悔しい」(伊藤)と互いに悔しさをのぞかせた。ペアが決まり、わずか2ヶ月足らずでの関東ベスト4。細かいミスを修正していけば天下取りも夢ではない。
中大ダブルス勢は躍進。特に口田・三浦組は一昨年、準優勝に輝きながらも、昨年はランク入りをも逃した。「練習時間を取れなかったが、試合勘を取り戻すためと思っていたからここまで勝ててうれしい」(三浦)。10月末での全日学個人では必ずや旋風を起こしてくれるだろう。
▲口田・三浦組
◆試合結果
ダブルス1回戦
○明神・伊藤組3ー0坂本・白井組(和洋女大)
○小山みき(文4)・大澤京香(商1)組3ー0竹内・嘉瀬(東経大)
○三上千穂(法4)・田中愛弥香(経1)組3ー0大谷・野沢井組(東洋大)
2回戦
○瀬山咲希(文1)・森田彩音(法1)組3ー0柴嵜・根本組(千葉商科大)
○秋田・美濃口組3ー0安田・戸室組(東女体大)
○明神・伊藤組3ー1石川・坂廼辺 組(青学大)
小山・大澤組1ー3・荒木・富川組(大正大)○
○三上・田中組3ー2遠藤・高橋組(日体大)
○山本怜(文3)・中澤紬(文1)組3ー0井上・佐藤組(東女体大)
○口田・三浦組3ー0日吉・藤井組(和洋女大)
○永田主将・吉良組3ー0野村・竹崎組(慶大)
3回戦
○山本・中澤組3ー0荒川・三成組(国学大)
○瀬山・森田組3ー2宇田・武久組(専大)
○明神・伊藤組3ー0田中・堀組(専大)
○口田・三浦組3ー2相原・三橋組(日体大)
○永田主将・吉良組3ー2木原・高原組(日大)
○三上・田中組3ー1赤崎・大家組(専大)
4回戦
山本・中澤組1ー3鈴木・安藤組(専大)○
○明神・伊藤組3ー1古川・滑川組(東京富士大)
○秋田・美濃口組3ー0加瀬・工藤組(日大)
瀬山・森田組1ー3林・前瀧(東京富士大)○
○口田・三浦組3ー2鷲塚・平塚(東京富士大)
○永田主将・吉良組3ー0温・谷岡組(日体大)
三上・田中組0ー3後藤・池上組(東京富士大)○
準々決勝
○明神・伊藤組3-2秋田・美濃口組●
永田主将・吉良組0ー3後藤・池上組(東京富士大)○
口田・三浦組1ー3阿部・徳永組(早大)○
準決勝
明神・伊藤組2ー3鈴木・安藤組(専大)○
◆大会結果
女子ダブルス
①後藤・池上組(東京富士大)
②鈴木・安藤組(専大)
③阿部・德永組(早大)
④明神・伊藤組
⑥秋田・美濃口組
⑦永田主将・吉良組
⑧口田・三浦組
写真・記事「中大スポーツ」新聞部