「中大スポーツ」新聞部
自転車競技部・全日本学生選手権トラック自転車競技大会2日目
2016年07月07日
7月3日 長野・美鈴湖自転車競技場
橋本壮史、初タイトル!
「嬉しいの一言しかない」と目に涙を浮かべながら橋本壮史(文3)は喜びをかみしめた。
全日本学生選手権トラック自転車競技大会2日目。1kmタイムトライアルにおいて1分3秒195で学連新記録を更新し、自身初となるタイトルを獲得した。添田監督も「素晴らしい。久しぶりに感動できるレースを見た」と褒め称えた。
▲1kmタイムトライアルの橋本壮史
橋本はインカレでレギュラーに入れず、何度も自転車をやめたいと思ったという。それでも悔しい気持ちをばねに、食事など基本的なことから見直し、自分なりのトレーニングを考え、時間を惜しんで練習に励んだ。努力の花が咲き始めたのは、近年の同大会。1分5秒940で4位に入る。表彰台を逃すも自己ベストを約3秒も縮めた。そして迎えた今大会。「努力がやっと実った。長かった」と語る。
▲表彰式での橋本
同じく1kmタイムトライアルに出場し、橋本が目標としてきた佐伯亮輔(法4)はこの結果に「自分たちにとっても橋本がここまできたことはとてもうれしい」と語った。 その佐伯も1分4秒796の自己ベストを出し、5位入賞と満足のレースとなった。
スプリント1/4決勝では、山根将太(文1)が野上(鹿屋)と戦い、大きく離される結果となってしまった。「レベルの違いはわかっていて、いろいろ戦略を考えていたが、自分のやりたいことができなかった」と反省の色を示した。
スクラッチ決勝では、髙橋優斗(法2)が最後に仕掛けるも、惜しくも9位で入賞を逃した。金田優作(文1)も19位と悔しい結果となった。
▲スクラッチ決勝の髙橋
宮本隼輔主将(経4)がけがの影響で今大会を回避したため、4年生で唯一の出場をし、主将代理を務めた佐伯は「中距離の選手は思うような結果が出なかったが、課題が見つかったので、次に繋がるレースになった」と振り返る。
来月のインカレにむけて各選手さまざまな思いがあるだろう。 大会終了後、チーム皆で円陣をくみ、気合いを入れた。
◆大会結果
1kmタイムトライアル
①橋本 1分3秒195
⑤佐伯 1分4秒796
スプリント
⑥山根-野上
タンデム・スプリント
⑧濱田直之(経3)・村田瑞樹(経2)組
スクラッチ決勝
⑨髙橋
⑲金田
マディソン
⑫原井博人(法3)・今村駿介(法1)組 3pt(ラップ-1)
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部