「中大スポーツ」新聞部
女子卓球部・関東学生卓球選手権大会シングルス
2016年07月04日
6月25、26日 所沢市民体育館
惜しくも表彰台ならず
▲山本
三日間で行われた今大会。惜しくも表彰台ならず。女子卓球部から14人の選手が出場した。大会1日目にシングルス1回戦、2日目に2~5回戦が行われた。7人の選手がシードで4回戦から登場。シングルス5回戦では、瀬山咲希(文1)が前回大会優勝の温(日体大)に快勝する等、熱い戦いが繰り広げられた。
5回戦に勝ち、ランク入り(ベスト16)を決めたのは、山本怜(文3)、美濃口千夏(文2)、瀬山の3人だ。 6回戦からは3日目に行われた。なお、6回戦から7ゲームスマッチとなる。
山本は徳永(早大)と対戦した。「出だしが良くなかった」(大場監督)と言うように、第1セットを13-11と僅差で先取した。第2セットも7-7と同点に追いつかれ危ない展開ではあったが、ここは粘り強さを見せ4点を連続で取り返す。第5セットは3-11と大差をつけられたが、第6セットで取り返し、セットカウント4-2で勝ち進む。
▲瀬山
瀬山は新人戦のリベンジをかけて奥下(日大)と対戦した。第2、3、5セットはデュースとなる接戦であったが、「チームメイトから(奥下の)弱点を聞いていた」(瀬山)こともあり、セットカウント4-3で勝利を収めた。
▲美濃口
美濃口は林(東京富士大)と対戦。ストレートで敗北するも「自分なりに冷静に試合できたと思う。前よりは考えられるようになった」(美濃口)とポジティブなコメントを残して終えた。
迎えた準々決勝。山本は池上(東京富士大)と対戦した。「いつもより力が入ってしまい、疲れもあった」という山本は第1、2セットを連続で落とす。セットカウント2-3で迎えた第5セットでは13-11で取り返し、粘り強さを見せたものの第6セットは取り返され、フルセットにもつれこむ苦しい展開となる。瞬きする間もないラリーを演じたが、惜しくもベスト4入りを逃す結果となった。
瀬山は佐藤(早大)と対戦した。第1セットを先取するも、「カットマンは苦手」(瀬山)ということもあり、残り4セットを連続で取られ敗退となった。
山本がベスト4に入賞できなかったのは大学生規模の大会では初めてとなったが、大場監督は「本人も(ベスト4入りを逃すことになるのは)わかっていたが、足にも来ていた」「(棄権することなく)最後までやってくれて、しぶとさを見せた。山本の卓球をやってくれた」と健闘をたたえた。
一方で1年生ながらベスト8入りを果たした瀬山は「この1年間は思いきってスタートを切れるようにしたい」と意気込みを語った。この大会の2週間後に控えるインカレ団体戦での活躍に期待がかかる。
◆試合結果
シングルス2回戦
●口田実奈(経4)0ー3浅利(東京富士大)○
●三上千穂(法4)1ー3趙(淑徳大)○
○吉良あすか(文3)3ー0小島(國学大)●
○森田彩音(法1)3ー1竹本(淑徳大)●
●田中愛弥香(商1)2ー3田中(日体大)○
●永田彩夏主将(法4)2ー3木原(日大和)○
○大澤京香(商1)3ー0戸室(東女体大)●
シングルス3回戦
○吉良3ー0井上(東女体大)●
○森田3ー0内田(専大)●
●大澤0ー3林(東京富士大)○
シングルス4回戦
○瀬山3ー1宇田(専大)●
●明神佑実(文3)2ー3滝浦(日体大)○
○伊藤佑里子(法2)3ー2竹前(日体大)●
○中澤紬(経1)3ー1加瀬(日大)●
○山本3ー0松澤(淑徳大)●
●吉良2ー3田口(筑波大)○
○森田3ー1後藤(東京富士大)●
●三浦由美子(文4)1ー3田中(早大)○
○美濃口3ー1小室(筑波大)●
●秋田佳菜子(文2)0ー3三輪(大正大)○
シングルス5回戦
○瀬山3ー1温(日体大)●
○山本3ー0渋谷(早大)●
●伊藤0ー3金子(早大)○
●中澤1ー3相原(日体大)○
●森田1ー3阿部(早大)○
○美濃口3ー0松本(國学大)●
シングルス6回戦
○山本4ー2徳永(早大)●
●美濃口0ー4林(東京富士大)○
○瀬山4ー3奥下(日大)●
準々決勝
●山本3ー4池上(東京富士大)○
●瀬山1ー4佐藤(早大)○
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部