「中大スポーツ」新聞部

女子卓球部・関東学生卓球春季リーグ戦前半戦

2016年05月12日

5月6~8日 港区スポーツセンター

春リーグ、前半を1勝3敗で終える

 「戦力的には優勝を狙える」(大場監督)。中大は昨年から下級生中心のチームであり、そこに即戦力の1年生が加わった新チームで挑む。リーグ戦計7試合のうち、3日間で4試合行った。中大は1勝3敗で6位とスタートは出遅れたが、約2週間後に行われる後半の巻き返しに期待だ。

5・6 1戦目対日体大 初戦ストレート負け

▲スマッシュが決まらず、山本は悔しい表情を見せる

 初戦は日体大と対戦。昨シーズン、リーグ戦シングルス全勝のエース山本怜(文3)を1番手に送り込む。しかし温(日体大)とのエース対決を制することは出来なかった。山本も積極的に攻撃を仕掛けるも、試合は相手ペースで進んでしまった。

 2番手の伊藤佑里子(法2)は、フルセットまでもつれる接戦となるも、5セット目9-8から3ポイント連続で点を入れられ敗戦。試合の流れは中大に向くことなく、0-4で日体大にストレートで敗北してしまった。 「新しいこと、一つ上を目指すこと。挑戦の気持ちが不足していた」(大場監督)。まだ、リーグ戦は始まったばかりだ。

5・7 2戦目対淑徳大 新戦力の活躍もありリーグ戦初勝利

▲リーグ戦初出場の中澤(左)と瀬山

 ストレート負けをした翌日の1試合目は淑徳大との対戦だ。前日、シングルスで2年ぶりの敗北を喫した山本が1番手で登場。これぞエースという試合を見せ、敗戦を引きずることなくストレート勝ちを収めた。

 この試合で光ったのは、リーグ戦デビューとなった瀬山咲希(文1)・中澤紬(経1)組だ。緊張を感じさせないのびのびとしたプレーで第1セットを奪取。第2セットを奪われたものの、5-8と3点ビハインドから一気に6連続得点するなどし、このセットを取る。最後は接戦になったものの、落ち着いた様子で、初戦を白星で飾った。瀬山はその後のシングルスにも出場し、ストレートでシングルス初勝利を挙げる。昨日敗戦してしまった山本・森田彩音(法1)組も勝利し、4-1で1勝目を挙げた。

5・7 3戦目対早大 試合巧者にあと一歩及ばず

▲7番手秋田は惜しくも敗戦を喫した

 昨秋季リーグ戦の覇者、早大との一戦。1勝1敗の中大は1番手に森田を送り込む。序盤から試合をコントロールすると、相手に隙を見せずに、ストレートで勝利。個人戦初勝利を収めた。続いて登場したエース山本もフルセットの結果粘り勝ち、2-0と優位に進める。  アクシデントが起こったのは、3番手山本・森田組の最終セット中盤だった。卓球台の交換で時間を取り、それまでのペースを崩され、逆転負けを喫した。「嫌な予感はしていた。リードしているときは邪魔をされたくないものだから」(大場監督)。  6番手美濃口千夏(文2)の躍動もあり、勝利まであと一つのところまでいったが、最終戦秋田佳奈子(文2)は惜しくも敗戦。試合巧者、早大に敵わなかった。  

5・8 4戦目対東京富士大 4戦目、粘れず敗戦

▲山本(右)・森田組

 「向こうの予想の逆をつくオーダー」(大場監督)と、エース山本を4番手へ、そしてカットマンを得意とする伊藤を2番手に持ってきて挑む。作戦通り山本は勝利するも、1-4で格上を敗れなかった。どの試合も得点は競るものの、セット数では差をつけられてしまった。象徴的だったのは、3番手のダブルス山本・森田組の第3セット。相手が先にマッチポイントをとられるも、そこから粘り15-15までもつれ込ませた。しかし、このセットをとれず、ストレート負けとなった。「ちょっとしたところ。接戦でどうするかは永遠の課題」(大場監督)。    

◆試合結果

1戦目 ●中大0-4日体大〇

●山本1-3温〇

●伊藤2-3竹前〇

●森田・山本組0-3谷岡・相原組〇

●秋田1-3谷岡〇

2戦目 〇中大4ー1淑徳大●

〇山本3ー0中岡●

●森田2ー3佐藤〇

〇瀬山・中澤組3ー1高橋・島津組●

〇瀬山3ー0高橋●

〇山本・森田組3ー2佐藤・竹本組●

3戦目 ●中大3ー4早大〇

〇森田3ー0金子●

〇山本3ー2阿部●

●山本・森田組2ー3阿部・徳永組〇

●中澤2ー3徳永〇

●瀬山・中澤組0ー3鎌田・金子組〇

〇美濃口3ー2金子●

●秋田1ー3田中〇

4戦目 ●中大1ー4東京富士大〇

●森田1ー3後藤〇

●伊藤1ー3前瀧〇

●森田・山本組0ー3池上・後藤組〇

〇山本3ー1林●

●秋田・美濃口組0ー3前瀧・鷲塚組〇

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部