「中大スポーツ」新聞部
硬式野球部・東都大学野球春季リーグ戦 対日大1回戦
2016年05月11日
5月10日 神宮球場
自滅に拙攻 初勝利掴めず
▲7回、チャンスの場面で凡退に終わる松田主将
123 456 789 RHE
○日 大=003 010 000=462
●中 大=000 002 100=362
[日]東範、木村光、原、大和田-佐藤健人
[中]村川、鍬原、在原-田畑
本塁打:なし
◆スタメン
1[一]土谷 恵介(法3=前橋育英)
2[二]新城 拓(文4=興南)
3[右]吉田 叡生(経2=佐野日大)
4[三]小河 諒(法4=桐蔭学園)
5[遊]松田 進(法4=国学院久我山)
6[指]堀内 寛人(商2=県岐阜商)
7[捕]田畑 瑛仁(文2=浦和学院)
8[中]飯嶌 幹太(商3=宇治山田商)
9[左]大工原壱成(商1=桐光学園)
P 村川 翔太(商4=浜田)
長いトンネルからなかなか抜け出せない。先月、春季リーグ戦が開幕してから中大の掴んだ勝利は0。この試合でもミスや失策が絡み、劣勢に。攻撃でもあと一本が出ず、優位に立てない。終盤、1点差まで追いすがるが、力及ばず、3-4で惜敗。2005年秋以来の開幕7連敗となった。
この敗戦は「初回に点が取れなかったのが全て」(松田主将)だった。先発村川が初回を3人で切ったあと、先頭の土谷が左前打と失策で二塁へ進み、続く新城の打席で暴投が出て、無死三塁と絶好のチャンスを作る。新城は二飛に倒れたものの、連続四球でなおも1死満塁の場面を作る。迎えるは松田主将。期待が懸かる打席だったが、見逃し三振。堀内も倒れ、無得点に終わった。
▲7回、打者を抑え吠える在原
3,5回にミス、失策などが絡み、4点のビハインドを背負うも、5回途中から登板した在原一稀(商4)が9回まで無失点の好投。「どの球種も良かったし、全体的に良いところに投げられた」と在原。この好投に応えたのは堀内だった。6回のチャンスで右翼への2点適時二塁打を放ち、反撃ののろしをあげた。堀内はこの適時打に加え、2安打2打点の活躍を見せる。
▲堀内は2安打2打点の活躍
1点差まで追い詰めたがあと一歩及ばず敗戦した中大。これでこのカードで勝ち点を取らないと最下位が確定してしまう。「チームとして今日の終盤、いい感じの粘りができていた」と小河。しかし次は勝利という結果が必要になってくる。粘りを見せるだけでは結果はついてこない。チーム全員、勝利に貪欲になれることができるか。泣いても笑ってもこの週で全てが決まる。
◆コメント
松田主将
初回で点が取れなかったのが全て。39度の熱があったが、今日は下がったので大丈夫。(クロスプレーの)怪我は問題ない。いい形で最後終わったので、明日につながると思う
小河
自分のミスで与えた4点目が最後まで大きく響いてしまった。打撃でも最終回の最後の場面で4番としての仕事が出来なかった。明日負けたら最下位が決まってしまうので、絶対連勝する
在原
流れを変えよう、勝ちゲームにしようと思って投げました。勝ちたかった。悔しい。投手陣が粘って勝つ
堀内
チームは負けたんですけど、今季で一番よかったと思うので、自分もチームも明日にいい形でいけるかなと。もう勝つしかないので、明日、明後日勝ちたいと思う
◆試合結果
●中大3-4日大○
※1敗
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部