「中大スポーツ」新聞部
硬式野球部・東都大学野球春季リーグ戦対国学大2回戦
2016年05月09日
5月4日 神宮球場
開幕6連敗 いまだ見えぬ今季初勝利
▲試合後、松田主将をはじめとして観客席にあいさつをする
123 456 789 RHE
○国学大=000 024 001=791
●中 大=000 012 000=3110
[国]山岡、山口、宮内-君島
[中]伊藤、喜多川、在原-田畑
本塁打:[中]飯嶌(5回ソロ)[国]久保田(6回3点)、齋藤湧(9回ソロ)
◆スタメン
1[二]新城 拓(文4=興南)
2[左]國吉 竜也(経2=習志野)
3[右]吉田 叡生(経2=佐野日大)
4[三]小河 諒(法4=桐蔭学園)
5[遊]松田 進(法4=国学院久我山)
6[指]堀内 寛人(商2=県岐阜商)
7[一]土谷 恵介(法3=前橋育英)
8[中]飯嶌 幹太(商3=宇治山田商)
9[捕]田畑 瑛仁(文2=浦和学院)
P 村川 翔太(商4=浜田)
開幕6連敗。2005年秋に経験したときは2部降格を喫している。得意としている国学大とのカードだったが、3-7と敗戦。3カードを終えて勝ち点0、いまだ勝利なしと、もうあとがなくなった。
▲最後の打者になった安本はバットを叩きつけた
試合後のミーティングで秋田監督は「心が弱い」と一喝した。4点を追う最終回、無死1、2塁のチャンスを作り、つなげばクリーンアップにも打順が回るという場面で、中大は連続して代打を出した。左投手に代わったということもあり、右打者の遠藤真(法1)、廣谷真也(経2)、安本龍観(商3)を立て続けに送った。結果は三者連続三振。リーグ戦初打席の遠藤などリーグ戦にほとんど出場のない3人を劣勢を跳ね返す救世主にするのは無謀な賭けだった。
▲リーグ戦初本塁打を放った飯嶌
今季未勝利の中大だが光は見えている。攻撃陣は松田主将をはじめ、3割打者が4人。この試合では飯嶌がリーグ戦初本塁打、今季から中軸を打ち続けている堀内が適時打を放つなど好調を維持している。試合結果を見返すと中大の方が国学大より安打数が多いということからもそのことが分かる。
▲3番手で好投した在原
投手陣も3番手に登板した在原一稀(商4)が一発を浴びるも四者連続三振を記録するなど好投を見せた。
各選手はいい成績を挙げているが結果は6連敗。「投手と打撃が噛み合わない」と松田主将。残り2カード、何としてでも勝ち点を取りにいくしかない。投手が崩れたなら打者がそれ以上の得点を取る。 降格争いの厳しさを知っているのは今の4年生だけだ。「来週の日大戦がキーになる」(松田主将)。日大とのカード、中大は背水の陣で挑む。
◆コメント
秋田監督
(試合後のミーティングでは選手にどんなことを)10連敗もあるよ。入替戦も見据えて頑張ろうと
松田主将
(6回の場面)2アウトから本塁打を打たれてしまったのは大きかった。来週のカードが大事になる。入替戦に行かないように全員で頑張ろうと思う
在原
ストレートが走っていた。変化球も切れていた。本塁打を打たれた1球がもったいなかった。勝ち試合で投げたかったが、チームの雰囲気が悪いと感じ何とか変えようという一心で投げた
飯嶌
(本塁打について)甘い直球を打って、右中間を抜けたと思ったが上手く風に乗って入ってくれた。(次の試合)負けられないので執念出して勝ちにいく
伊藤
四球で走者を出してしまい、自分を苦しめる展開にしてしまった。ツーシームが高めに浮いてしまった。スライダーは低めに集められて良かったが、勝負どころで甘くなってしまった
◆試合結果
●中大3-7国学大○
※0勝2敗
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部