「中大スポーツ」新聞部
硬式野球部・東都大学野球春季リーグ戦 対東洋大2回戦
2016年04月21日
4月13日 神宮球場
投手陣崩壊 逆転負けで連敗スタート
▲勝ち越し本塁打を打たれた松村は茫然と立ちつくす
123 456 789 RHE
○東洋大=010 001 430=9100
●中 大=020 220 000=681
[中]村川、喜多川、在原、松村遼、鍬原-田畑 [東]甲斐野、片山翔、山田、宮川、山下-西川(元)
本塁打:[東]中川(2回ソロ)、津田(8回3点)
◆スタメン
1[二]新城 拓(文4=興南)
2[右]吉田 叡生(経2=佐野日大)
3[遊]松田 進(法4=国学院久我山)
4[指]堀内 寛人(商2=県岐阜商)
5[三]小河 諒(法4=桐蔭学園)
6[一]土谷 恵介(法3=前橋育英)
7[左]國吉 竜也(経2=習志野)
8[捕]田畑 瑛仁(文2=浦和学院)
9[中]大城 幸泰(商2=糸満)
P 村川 翔太(商4=浜田)
「勝てるゲームだったんですけどね、力がないってことですよ」。秋田監督は試合後、こう評した。5回まで5点のリードがありながらも終わってみれば6-9で敗戦。開幕2試合で被本塁打3、四死球18を相手に与え、やすやすと東洋大に勝ち点を取られてしまった。
▲先発村川は6失点と苦い幕開けとなった
まずい守備もみられた。2回、東洋大の5番中川の打球を右翼手の吉田が後逸。そのままランニングホームランとなり、先制点を与える。5点リードの6回には一塁手の土谷の捕球ミスの間に失点してしまう。
流れが東洋大にいきかけている中で、先発の村川が踏ん張り切れず、7回に同点とされる。8回には4番手松村遼(商4)が高校時代、U18日本代表に選ばれた1年生・津田に、勝ち越しとなる3点本塁打を打たれてしまった。
「エラーと四球が重なってしまっては勝てるものも勝てない」(小河)。この試合で与えた四球は11。失策は1だが、失点につながるミスが目立ってしまった。
▲「開かないことを意識している」という小河は猛打賞の活躍
打つ方では、小河が猛打賞、スタメンに起用された國吉が2安打の活躍を見せる。昨日、リーグ戦初スタメンを果たした田畑にもリーグ戦初安打となる2点適時打が出るなど6得点。攻撃面で力を見せただけに守備、投手陣の課題が浮き彫りとなった。
「今日は昨日よりいい形でできたが、終盤で自分がチャンスをものにすることができなかった。最後の最後まで詰めが甘いってことですね」と松田主将。7回、1死2塁と勝ち越しのチャンスで三振を喫し、凡退。主将のバットからいまだ快音は聞かれない。 不調が続く松田主将、投手陣の崩壊、低い守備力、これらの課題を次週に修正することができるのか。23季ぶりの優勝へ向けて、チームとして厳しい船出となった。
◆コメント
秋田監督
普通だったら勝てる試合だったんだけどね、勝てないということは力がないってことだよね。四球も多くて、出してはいけないところで出して、ストライクを取りにいったら打たれてしまった。得点が入ったことは収穫だね。田畑はよくやってますよ。初マスクでもっとバタバタするかなって思ってた。松田が打てないね。ヒット1本出ればね。努力次第ですね
松田主将
僕も調子悪いので申し訳ない気持ちでいっぱい。終盤で自分がチャンスをものにすることができなかった。警戒されているのは分かっているが自分の形のスイングができていない。まずはもう一回スイングを作り直す
小河
(打撃に関して)開かないことを意識している。オープン戦の最後まで調子悪かったが、監督に「開いてるから開かないように」ってアドバイスをもらって、そこからは調子いいので、今の形を崩さないようにしていきたい
村川
昨日、伊藤優輔(文2)がいいピッチングして、今日こそはって思ったけど、全く自分のピッチングができなかった。しっかり切り替えて次の亜大戦に向かう。
田畑
適時打は)たまたま。最低でも外野フライという気持ちで思い切りいった。クリーンヒットよりああいう変なヒットの方がベンチも盛り上がると思う。11四球はさすがに多いが、攻めたフォアボールはプラスに考えていいと思う。イニングの先頭など無駄なフォアボールはなくしていきたい
國吉
きのう最後に出してもらって自分の中でいい流れがあった。長打が打てるバッターではないのでフォアボールとかで塁に出て足使って二塁いけたら、自分の中ではそれは二塁打。落ち着いてできている
◆試合結果
▼第2週2回戦
●中大6-9東洋大○
※0勝2敗
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部