「中大スポーツ」新聞部
硬式庭球部・関東学生新進テニス選手権大会 ダブルス決勝
2016年02月24日
2月19日 慶大日吉キャンパステニスコート
「優勝したかった」 悔しい準優勝
中大勢2年ぶりの決勝進出を果たした松浦優太(法3)・古田海人(商3)ペア。新進気鋭の1年生ペアのペースで試合が進み、悔しい準優勝となった。
▲賞状を受け取る古田(左)
顔をゆがめて、ラケットを地面に置いた。0-2でのストレート負け。最後の1ゲームは一つのポイントも奪えなかった。「ここまで来たら、優勝したかった」(松浦)。目の前に迫ったタイトルに、わずかに手が届かない悔しさだけが残った。
「最初から本調子でプレーすればストレート勝ちもある」と試合前、月村コーチ(平25卒)は見込みを立てる。古田も「まずは出だしから」とコートに立ったその時から、気を引き締めていた。しかしキープが続く中、先にブレイクを奪ったのは相手ペアだった。 「追いかけていく展開に弱い」と月村コーチ。小見山のスピードのあるバックからのストロークと、前崎の器用なネット際のプレーに翻弄されたまま、第1セットを3-6で譲る。
▲ボールに食らいつく古田(左)
後のない第2セット、まずはキープで始まるが、このセットも相手が先にブレイク。調子が上がってくるまで「耐えよう」と声を掛け合った。ブレイクバック、キープで、4-3と一時は先行する。しかし「耐えていて、攻め所を作れぬまま終わってしまった」(古田)と、最後は相手がゲームを連続で獲得。5-7で準優勝が決まった。
▲至近距離で球を打ち合う松浦
試合後「悔しいのはもちろんだけど、調子を取り戻せなかった申し訳なさが強い…」と古田は言葉を詰まらせた。試合を見ていた月村コーチは「カバーし合えるのがダブルス。調子の悪さをカバーし合えてなかった」と、今後チームを背負う二人にシビアなコメント。 しかし確実に今後につながる結果だ、と古田。この新進の結果で、インカレの予選出場権まで食い込んだ。最上級生として、自身最後のリーグ戦に焦点を合わせ「夏にピークを合わせたい」(松浦)と前を向いた。
◆試合結果
▼ダブルス決勝
●松浦・古田 0-2 ○小見山・前崎(法大)
(3-6、5-7)
◆大会結果
▼男子ダブルス
②古田・松浦
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部