「中大スポーツ」新聞部
フェンシング部 全日本学生フェンシング選手権大会(サーブル個人)
2015年11月11日
11月10日 駒沢体育館
サーブル個人、曽我と片岩がベスト8
10月の関カレでは中大勢が1位と2位を独占し、インカレでの躍動も期待されていたサーブル陣だったが、関カレを制した曽我啓介主将(商4)は準々決勝で破れ8位。団体戦へ向けて課題が残る個人戦となった。
▲ベスト8で姿を消した曽我主将
2回戦から登場した曽我主将は「凄い調子が悪くて、緊張してた」と話すも、初戦を15ー9で勝利。続く3回戦は関カレ個人戦でもベスト4に入った森(日大)との対戦、曽我主将も一番の山場と位置付けていた試合だった。接戦が予想されたが、序盤から曽我主将が一歩的に攻め立てる展開。試合の流れを読み、終わって見れば8連続得点を含む15ー8、相手につけ入る隙をいっさい与えず勝利した。
しかし続く4回戦で波乱が起こった。相手は3回戦よりも実力は下の選手だったが、試合は予想に反して終始接戦に。 試合中盤まで7ー7と拮抗した展開だったが、流れが変わったのは相手の7ー9の場面。曽我主将が積極的に前に出て突きにいったところを、相手が上手く合わせて得点。攻撃権を握っていただけに、痛いカウンター攻撃だった。その後試合の流れは完全に相手へ。結局8ー15で敗北を喫した。
▲得点を決め雄叫びをあげる片岩
曽我主将と同じ4年生の片岩和紀(総4)は関カレは欠場して、インカレが復帰戦となった。「インカレに賭けていた」と気迫のプレーを見せてベスト8を決めた。
12日には団体戦を控える。リーグ戦、王座決定戦、関カレと、王者・法大に後一歩まで迫っている中大サーブル陣。序盤からテンポ良く得点を重ねられるかが鍵となる。最後にして最大の試合。この大会を最後に引退する4年生は果たして有終の美を飾れるだろうか。「一番中大の中でシビアに練習してきて、辛い時もあったけど、それを乗り越えてきた最高の仲間たち。しっかりと勝って終われるようにしたい。」(曽我主将)
◆試合結果
1回戦
○後藤駿弥(法2)15ー11山北格也(商1)●
●小松崎資(法1)12-15横尾(法大)○
2回戦
○曽我主将(商4)15-9佐藤(法大)●
●後藤駿弥(法2)12ー15高橋(法大)○
○白井寛夢(法2)15-12山本(早大)●
○片岩(総4)15ー13安部(早大)●
3回戦
○曽我主将(商4)15-8森(日大)●
●白井寛夢(法2)11-15高橋(法大)○
○片岩(総4)15ー11中島(拓大)●
4回戦
●曽我主将(商4)8-15町田(慶大)○
●片岩(総4)9ー15大崎(法大)○
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部