「中大スポーツ」新聞部
フェンシング部 関東学生フェンシング選手権大会(フルーレ団体)
2015年10月23日
10月22日 駒澤体育館
フルーレ団体、4位に終わるもインカレ向けて収穫
男子フルーレ団体は準決勝で強豪・法大に挑むも大敗。その後行われた3位決定戦では日大と接戦を繰り広げるも僅かに及ばず。4位に終わり、課題も明白になったが、収穫も得られた大会となった。
▲気迫でチームを鼓舞した簾内
「(関カレは)インカレの通過点だと思ってる。序盤戦は3年生たちにやらせて、経験を積ませた」(めら登場した中大フルーレ陣はインカレへ向けて下級生中心でのメンバー構成。シーズン序盤のリーグ戦では出場機会のなかったフレッシュなメンバーが名を連ねた。
初戦の2回戦は序盤から中大が青学大を果敢に攻めこみ圧勝。続く準々決勝の慶大戦も序盤は中大の一方的なペースになったが、終盤はミスが目立ち徐々に点差が詰まっていく。しかし「焦りもあったけど、そこら辺はベンチワークで調整できた」(簾内長仁・理工3)と何とか粘って45ー20で慶大を退ける。
▲法大戦に負け悔しがる中大ベンチ
準決勝の相手は今年の王座決定戦を制した法大。中大も佐野多加文(経4)、横山、簾内のベストメンバーで迎え撃つ。先に仕掛けたのは中大だった。第3セットを終えて15ー13とリードをしてゲーム中盤を迎える。
しかしここで流れを作れないのが今のフルーレ陣。第4セットの横山が隙を付かれて逆転を許すと、続く佐野も個人戦を制した長島(法大)に完敗。1度相手に渡った流れは再び中大に戻ることなく、終わってみれば26ー45の大敗。
「中盤でもっと粘れるようになれば」試合後レギュラー陣が口を揃えてこう言うように、課題は第4~6セット目の試合運び。インカレを勝ち進む上でも、強豪相手にも我慢して、次の選手にしっかりバトンを繋げるかが大きな鍵となってくる。今大会3試合に出場した控えの山本和磨(経3)も「後ろに繋ぐ意識で。自分は(主力)メンバーより劣っている。4年生を抜くつもりでやっていかないと」と静かに闘志を燃やす。日本学生界の頂点を決める大会まで残り3週間、一日一秒足りとも無駄にはできない。
◆大会結果 2回戦 ○中大45ー20青学大●
準々決勝 ○中大45ー38慶大
準決勝 ●中大26ー45法大○
3位決定戦 ●中大42ー45日大○
◆大会結果 ①法大 ②早大 ③日大 ④中大