「中大スポーツ」新聞部
バレーボール部・秋季関東大学バレーボールリーグ戦対国士大
2015年10月19日
10月11日 日体大健志台キャンパス米本記念体育館
8勝1敗で首位キープ! 次戦順大戦が優勝決定戦に
スタメン(サーブローテーション順)
14WS石川祐希(法2)
6MB渡邊侑磨(法3)
2WS今村貴彦(法4)
16WS武智洸史(法2)
13MB大竹壱青(商2)
1S関田誠大(法4)
11L伊賀亮平(経3)
東海大に敗戦し、立て直しを図った1戦。セット率で首位にはいるものの、優勝するにはここから絶対に落とせない試合となる。プレッシャーのある中の試合だったが、国士大を相手に3-0の快勝で、首位をキープしたまま望みをつないだ。
▲サービスエースを奪った石川
第1セットから攻守ともに着実なプレーを見せた中大。国士大のブロードを中心とした攻撃も、「いかに抑えるか対策をしてきた」(大竹)と思ったような攻撃をさせない。石川の緩急をつけたサーブも「たまたまです」(石川)と言うもののきっちり決まり、このセットだけで3本のサービスエースを奪う。勢いに乗り25-16で危なげなくセットをとった。
第2セットも相手のミスに助けられながら、石川や渡邊にサービスエースが出る。関田主将のトス回しで相手ブロックを揺さぶり、21-14とリードを広げる。ここで大竹に替えてピンチサーバー塚本拓朗(経4)、関田主将に替えてワンポイントブロッカー井上慎一朗(法3)を投入。サーブで崩してブロックでワンタッチをとりチャンスボールを奪う、中大の理想形をつくってさらに引き離し、このセットも25-16で奪う。
▲トスを上げる関田主将
石川のサービスエースからスタートした第3セット。直後に今村のブロックが決まるなど、いい流れを作ったかに思えた。6-1で国士大がタイムアウトを要求すると、一転、国士大の反撃が始まる。得意のブロードをおとりにし、サイドアタッカーに展開する幅広い攻撃に苦戦。「ブロックでまったく貢献できなかった」(渡邊)。8-6まで追い上げられたところで、この試合で初めて中大がタイムアウトを要求した。それでも国士大の勢いを止めきることができず、シーソーゲームで試合は進む。ここでチームを支えたのは伊賀と武智の安定したレシーブだ。「キャッチが返れば、うちは攻撃力があるから」(伊賀)とスパイカーを信じて安定した返球を送り続けると、相手にミスが増え始める。17-17から、石川にサーブ権が回ったこともあって4連続ポイント。じわじわと引き離した中大が最後は25-20でこのセットもとり、ストレート勝利を決めた。
▲安定したレシーブをする武智
「中大は、3つ(3セット〉目で気のゆるみが出てしまうが、今日は踏みとどまることができた」(今村)。課題となってきている第3セットを克服しつつある中大。次戦は8勝1敗同士の順大戦だ。実質の優勝決定戦となるこの試合に、松永監督は「(優勝決定戦は)あんまり気にせずやりたい。相手の対策をして、ベストな試合をすることだけを考える」、関田主将は「優勝が懸かってくるので、そこを思い切り楽しんでやりたい」と語った。試合を楽しむ。順大戦のポイントはそこになってくる。
◆試合結果
○中大3-0東海大●(25-16、25-16、25-20)
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部