「中大スポーツ」新聞部
自転車競技部 全日本学生自転車競技トラック新人戦・東日本大会
2015年10月12日
10月4日 山梨・境川自転車競技場
高橋、国体優勝破りポイントレース制す
高橋優斗(法1)がポイントレースで国体優勝の荒井(法大)と準優勝の原井博斗(法2)を破って同種目優勝を成し遂げた。新人戦のポイントレースは24kmで、インカレや国体の40kmよりも短いため、スプリントの勝負が主となってくる。スプリントが得意な高橋にとっては有利なレースとなった。「素直にうれしいです!」(高橋)。ポーカーフェイスの高橋だが、表彰台ではすがすがしい笑顔を見せた。
予選2組を3位で難なく通過し迎えた決勝。1回目のポイント周回から積極的にポイントをねらう。先行を許していた孫崎(早大)をホームストレートで追い抜き5ptを獲得する。脚を休めつつ冷静にポイントをねらう高橋。中盤、メイン集団に差を付けようと荒井らが抜け出す。ここでも落ち着きを見せた高橋が、5回目のポイント周回で追い掛け着実に2ptを重ねる。 圧巻だったのはレースが後半に入ってからだ。「また高橋だ」。周囲から驚きの声が挙がった。メイン集団の中ほどにいたはずの高橋が、ポイント周回になるとぐんぐん前を追い抜いていく。7回目に再び5pt、9回目に3ptそして11回目にも2ptを加えた。レース展開づくりとスプリントでの勝負強さが光り、2位荒井と1pt差で優勝を決めた。
1kmタイムトライアルでは、昨年優勝の橋本壮史(文2)が連覇に挑んだ。昨年はこの新人戦と国体の開催時期が近く、新人戦に出場しなかった選手も多かった。「(国体クラスの選手もいる)ここで優勝を」(橋本)と意気込んで臨むも、タイムも順位も納得いかない4位に留まった。
◆大会結果
4kmインディヴィデュアルパーシュート
⑦直井駿太(経1)5分0秒841
21位 橋詰丈(法1)5分14秒134
30位 早川侑哉(商2)5分28秒126
ケイリン
予選2組⑦村田瑞季(経1)→予選敗退
1kmタイムトライアル
④橋本壮史(文2)1分7秒838
ポイントレース
①高橋優斗(法1)17pt
⑥原井博斗(法2)10pt
スプリント
⑧濱田直之(経2)
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部