「中大スポーツ」新聞部
連載第53回 弓道部
2015年09月18日
東京都学生弓道リーグ戦前取材
連載第53回は弓道部です!
1部リーグ昇格へ向け、リーグ戦で戦いを続けている弓道部。今回は練習中の米澤一輝主将(商4)、女子責任者の細野亜花里(商4)選手のお二人にお話を伺いました。
▲米澤主将(左)と細野女子責任者(右)
――弓道の経歴と始めたきっかけは
米澤「高1から始めたので、今年で7年目になります。もともとラグビーをやっていたのですが、(中学の時に)書店でたまたま弓道の本を見つけて、まったく正反対のスポーツだなと思い興味を持ち始めました。高校を選ぶときも、弓道の強いところへ行こうと考えていまして、(入学後から)弓道を始めました」
細野「大学1年生からなので、4年目です。中高はずっと吹奏楽部で、スポーツを全然やったことがなかったんですけど、大学が何か新しい活動を始める最後のチャンスだなという思いがありました。母がアーチェリー部だったのもあり、的当ての競技に以前から少し興味があったのと、新入生歓迎会のときに先輩方の話を聞いて道場に向かい、ハマっていったという感じです」
――週6日の練習ということですが
細野「女子は部員の時間割を集めて、みんなが揃う時間を学期ごとに組んで練習を行っています。集まれない場合は朝練も行っています」
米澤「男子は理工学部の部員が大多数を占めている関係で、夜からの練習ということになっています。だいたい夜の7時30分あたりから、学校の門が閉まる11時前ぐらいまで練習しています」
――どんな練習を行っているのですか
米澤「普段はインカレなどといった大きな大会の試合形式で行います。大会によって引く人数が決まっていたりするので、そういった形式を意識しながら練習に取り組んでいます」
▲的に向け弓を構える弓道部員
――弓を引く上でのコツは
米澤「他のスポーツに比べて、感覚がかなり重要なスポーツだと思うので、(弓を)引く数が多ければ多いほど自分にしっくりくるかたちで(弓を)引いてこれるとは思います。弓道は、弓に性格と感情がすごい出るスポーツだとよく言いますね」 細野「意外と考えすぎない方が良かったりして、どれだけ頭の中をクリアにできるかが重要かなと思います」
――弓を射るときは一人の世界に没頭するものですか
米澤「後ろで弓を引いてる人ほど全体が見えてしまって、全体の的中がチームの的中になるので、周りの選手の結果というのは意識してしまいますね」
細野「個人戦じゃない限り、周りをシャットアウトして弓を引くのも難しいのかなと思います」
――リーグ戦へ向けて意気込みをお願いします
米澤「少しも気を緩めることができないので、チーム一丸となって頑張っていきたいと思います」
細野「人数が少ないぶん個々が持っている力であったりチーム力であったり、日に日に良さが増しているので、それを強みに自分たちの自信に繋げて、リーグ戦を気持ちよく終えられるよう精進していきたいと思います」
▲男女一斉に練習する
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部