「中大スポーツ」新聞部
準硬式野球部・東都準硬式野球秋季リーグ戦対東海大1回戦
2015年09月08日
9月5日 八王子市民球場
厳しい黒星スタート
リーグ戦初戦の相手は全日本ベスト4の東海大。中大は初回に先制するも、あと1本が出ない。先発の木下愛(商2)の粘りの投球で8回まで無失点に抑えるも、味方の援護は得られなかった。9回に逆転を許しサヨナラ負けを喫し、黒星スタートとなった。
▲サヨナラ勝ちに喜ぶ東海大と、肩を落とす田中宏樹(商3)
初回、1番原田大輝(商3)が右安打で出塁すると、2番小池優太(商4)が犠打を放ち1死二塁。3番小貫慧太(商4)の右安打で、理想的な形で先制した。木下は先頭打者を四球で出塁させてしまうものの、確実に打者を打ち取っていく。全日本が終ってから木下が身に付けたのは昨年のチームのエース、小河原謙哉(平27年卒)直伝の緩いカーブ。「緩急がつけられるようになった」(木下)。8回まで三安打で抑える好投を見せる。 「あまり振れていなかった」(池田監督)。2回に武内一馬(商4)が左前打を放つも打線は繋がらず、7回には小林良太郎(文3)が左中間三塁打で無死三塁。続く比志和博(文4)も四球で無死一、三塁と絶好の好機。しかし、スクイズのサインを見破られ失敗。得点に結び付けられなかった。
そして9回、なんとか追加点を取りたい中大は4番江間奨平(商4)が四球で出塁。続く大畑幸平(文1)が犠打を成功させ1死二塁。しかし、江間の代走で出場した芝田泰樹(商3)の牽制死で二死。比志も左飛となり、1点差で最終回へ。
木下は先頭打者に右前打を浴びると、次の4番打者にも中前打を許し無死一、三塁に。確実にアウトを取りたいところだったが、5番のゴロを小貫が痛恨の失策。1点を返されてしまう。踏ん張りたい中大ナインだったが、1死二塁で6番打者に右前適時打を放たれサヨナラ負けとなった。
走塁の牽制死や最終回の失錯、あと1本が出ない打撃と、リーグ初戦にして課題が浮き彫りに。「次は倍返しで勝つ」(木下)。リーグ優勝に向け、選手各々が、どのようにチームに貢献できるのかを考える試合となった。
▲8回まで無失点の好投を見せた木下
◆試合結果◆
123 456 789 計
中大 100 000 000 1
東海大 000 000 002× 2
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部