「中大スポーツ」新聞部
拳法部 東日本学生個人選手権大会
2015年06月24日
6月21日 中央大学多摩キャンパス第一体育館
女子が二冠達成!期待のルーキーもベスト8入り!
▲表彰式後の女子選手2人
中央大学多摩キャンパスで東日本学生個人選手権大会が行われた。女子の部では後藤穂奈美(文2)が格上相手を倒し優勝、糸井月(経2)が3位につける活躍を見せた。また、男子段の部では、芳賀ビラル海(法1)が奮闘。ベスト8入りを果たした。
男子級の部では田中是路(経2)、梁宇翔(商2)、岡本王鳳(商2)が出場した。惜しくも全員2回戦敗退となったが、個人戦初出場の岡本は2回戦、自分より級が2個上の選手に終了18秒前まで技をとらせない粘り強さを見せた。
男子段の部では1年生の芳賀がベスト8に入りこんだ。初戦から大柄の選手と当たることが多かった芳賀。「自分の得意な組み技で」と体格差に屈することなく積極的に技を仕掛け勝ち進んでいく。3回戦では何度も投げられそうになるも、相手にしがみつき1本を取らせない。組み技の掛け合いが続く展開の中で残り19秒、ついに抑え込み面突きを決め1本を奪いガッツポーズ。「うれしかったです。大柄な選手を投げられるのはある意味快感」とふりかえった。
▲抑え込み面突きを決めた芳賀
そして準々決勝。高校の時の先輩である百合草(明大)と当たる。「下剋上」を狙い挑むも「まだ実力が及ばなかった」と1本を取られ負け、ベスト8敗退となる。芳賀は試合後「次対戦した時は絶対に勝つ」とリベンジを誓った。
そして女子の部。目標通りの優勝に「夢が叶ったみたい」と後藤は試合後に笑顔でふりかえる。初戦を順調に勝ち進むと、決勝戦では二段保有者の格上相手とあたる。「優勝しか見えていなかった」と強気で試合に挑んだ。投げられ抑え込まれても足で相手を覆し「1本だけは取らせてはいけない、粘りました」と必死に耐えた。そして残り44秒で抑え込み胴突きを決め1本を奪い勝利。後藤の優勝が決まった。
▲攻めの姿勢を見せ続けた後藤
また、糸井も3位決定戦で、前回のリーグ戦で負けた相手に勝利し3位に入賞した。「うれしい気持ちと悔しい気持ちが半分半分」(糸井)。「穂奈美(後藤)と決勝戦で戦いたかった。次の個人戦では決勝戦で穂奈美と勝負し、勝利したい」と更なる目標を口にした。
今大会は、フレッシュな顔ぶれが活躍する場となった。惜しくも3回戦敗退に終わった目黒蓮主将(法4)は「自分が負けたらチームが負けるので、団体戦では絶対負けないように頑張ります」と次回に向け意気込んだ。
◆試合結果
級の部
●田中是路(経2)=2回戦敗退
●梁宇翔(商2)=2回戦敗退
●岡本王鳳(商2)2回戦敗退
段の部
●目黒蓮主将(法4)=3回戦敗退
●矢子昇(法4)=3回戦敗退
●高橋伸明(法3)=3回戦敗退
●二橋克彦(経2)=3回戦敗退
●西山文哉(経2)=2回戦敗退
●芳賀ビラル海(法1)=ベスト8
女子の部
●後藤穂奈美(文2)=優勝
●糸井月(経2)=3位
記事・写真「中大スポーツ」新聞部