「中大スポーツ」新聞部

相撲部・全国学生相撲選手権大会

2014年11月10日

11月8、9日
両国国技館
団体戦、悔しい予選敗退

 初日の個人戦では優秀32選手決勝トーナメントに矢後太規(法2)、吉本雄斗(法3)が進出。しかし翌日の団体戦では、予選敗退に終わり悔しい結果となった。

 8日には個人戦が行われた。矢後は二回戦からの出場。二回戦を引き落とし、三回戦は押し出しを決めて難なく勝利。吉本も予選トーナメントを危なげなく勝ち進み、決勝トーナメントに駒を進めた。決勝では2人とも粘りを見せたが、一回戦で敗退。ベスト32に終わった。

 9日には団体戦が行われた。先鋒・内山翔太(法3)、二陣吉本、中堅寺田貴博(法4)、副将・中嶋祥悟主将(法4)、そして大将は矢後が務めた。今年度は「勝負の年」(中嶋主将)として力を入れており、東日本インカレではこのメンバーで3位入賞。今大会でも期待が懸かっていた。
予選一回戦の相手は明大。先鋒内山がすきを突かれ、寄り切りを決められてしまうと、続く吉本も突き落としで敗戦。後がなくなってしまう。しかし、中堅の寺田が不安定な体勢から立て直し、寄り倒しで勝利、副将中嶋主将も寄り切りを決めた。最後の矢後は惜しくも寄り切られ、2-3で敗北してしまった。二回戦はBブロックで勝ち上がってきた法大との一戦。ここでは、中大の強さを発揮し、4-1で勝利を収めた。三回戦は優勝候補・日大との大一番。内山が土俵際で粘り引き落としを決めると、その勢いのまま吉本も突き落としで白星を奪う。しかし続く寺田、中嶋主将は敗戦し、勝利の行方は大将の矢後にかかった。お互い譲ることなく、組み合う時間が続いた場面で先に動き出したのは矢後。まわしをつかみ粘ったが、最後は上手投げを決められてしまう。この結果、勝数1、得点8の全体9位となり、優秀8校決勝トーナメント進出を逃した。
今回のインカレで4年生は引退。「とにかく悔しい。でも後輩にまた来年頑張ってほしい」と中嶋主将は語った。

◆大会結果
個人戦 優秀32選手決勝トーナメント1回戦敗退=吉本、矢後
団体戦 ①日体大②拓大③日大、東洋大 予選敗退=中大

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部