「中大スポーツ」新聞部
準硬式野球部 東都大学準硬式野球春季リーグ戦対東海大3回戦
2014年05月26日
5月24日 八王子市民球場
リーグ戦九季連続優勝!!
9回裏、2死。瀬藤(東海大)の放った打球は中堅手武内一馬(商3)のグラブの中へ収まる。ベンチから選手が飛び出し、マウンドに駆け寄り、グラウンドにいた選手と喜びを分かち合った。9季連続のリーグ戦優勝、萩原大貴主将(法4)は「勝ててよかった」と安堵の気持ちをあらわにした。

今季は先制される試合が多かったが小河原謙也(文4)は今日も初回に2点を失った。小河原の「球が浮いていた」(福澤開・商4)と初回の4本の被安打を分析する。しかし先制されるも逆転するのが中大準硬の今年のパターンだ。3回に大湾圭人(商4)の適時打で1点差とすると4回には福澤と小貫慧太(商3)の適時打で逆転、そして武内の犠飛で追加点を加え4-2とした。5回には1点を返されるも「謙也(小河原)が投げやすいように1点がどうしても欲しかった」と言う福澤が8回に死球から作った1死三塁のチャンスで二塁打を放ち、試合を決定づける1点を加えた。

勝ったら優勝という試合、マウンドに上がったのはエース小河原。「今日で決めようと思っていた」(小河原)。「ここからは点を取られないように」と小河原は初回の失点から立ち直り、5回は失策から失点するもそれ以外は抑え、東海の逆点の芽を摘んだ。一番のピンチは6回、四球と安打、犠打で1死二、三塁とピンチを招く。「セーフティスクイズがくると思ったので早く追い込みたかった。スクイズしづらく、かつ打ち取れる球を選んだ」(福澤)。最大のピンチを抑えた小河原の「気持ちは切れていなかった」(福澤)。7、8、9回と東海打線を三者凡退で抑え、小河原は完投した。東海の最後の打者の飛球が中堅手のグラブに収まったその瞬間、中大準硬は9季連続の栄冠を手にした。リーグ優勝を達成し、次に見据える目標は8月の全日本選手権での優勝だ。昨年は三連覇を逃した。今年は挑戦者として臨むことになる。ここから中大準硬の挑戦が始まる。
◆試合結果
123 456 789
中大 001 300 010=5
東海大200 010 000=3
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部