「中大スポーツ」新聞部
ソフトテニス部 関東学生ソフトテニス春季リーグ戦
2014年05月14日
二強崩せず3位
~2日間にわたってリーグ戦が行われた。結果は3勝2敗の3位。日体大、早大といった強豪を崩せず、3季連続の3位となった。

レシーブをする木川主将
~明大戦 4-1で勝利
玉置大祐(経1)・小田桐崇康(商1)組 5-1
丸中大明(商3)・鈴木琢巳(経3)組 5-0
中本修輔(文4) 4-2
草野功樹(商4)・小池範之(経4)組 3-5
十津川将義(商3)・木川拓也主将(経4)組 5-0
初戦は明大と対戦。1番手で出場した玉置・小田桐の新入生ペアが軽快なフットワークと積極的なストロークで流れを作る。5-1で勝利を掴むと、続く丸中・鈴木組も相手を圧倒する。2ゲーム目にバックを狙われ苦戦したものの、ストレートで勝利を収めた。シングルスでは中本が出場。互いに譲らず一進一退の攻防となったが、勝負所で相手のミスを誘った。4-2で勝利し、この時点で中大の勝ちが決定した。草野・小池組はミスが目立ち敗れたが、十津川・木川主将組がストレート勝ちし、4-1で明大を下した。
~東経大戦 5-0で勝利
玉置・小田桐組 5-2
丸中・鈴木組 5-2
中本 4-1
中畑聡一朗(文2)・大海崇史(経2)組 5-2
十津川・木川主将組 5-3
続いては東経大と対戦。昨秋敗れた相手であったが、序盤から流れを作る。玉置・小田桐組がゲームカウント2-2で迎えた第5ゲームで、0-2から4連続でポイントを奪うと、そのまま5-2で勝利。続く丸中・鈴木組も5-2で勝利する。さらにシングルスでは中本が変則的な相手に対して冷静に対処し勝ちを収める。その後も中畑・大海組、十津川・木川主将組が勝利し、5-0で昨秋のリベンジを果たした。

日体大戦でポイントを決め、ガッツポーズをする玉置(写真奥)・小田桐組
~日体大戦 2-3で敗北
玉置・小田桐組 5-2
丸中・鈴木組 5-2
中本 0-4
中畑・大海組 3-5
十津川・木川主将組 2-5
続いては強豪日体大と対戦した。1番手は玉置・小田桐組。第1ゲームを奪うと、その後も玉置のストロークや小田桐の動きで相手のミスを誘い、3ゲームを連取する。その後4-2となるが「監督からタメ(同学年)だからこれからやっていくうえで倒さなければいけない相手だと言われて、思い切ってできた」(小田桐)と勝利した。続くエースペアの丸中・鈴木組もサーブから流れを作り、主導権を掴む。得意の形で相手を翻弄し、5-2で勝利。王手を掛ける。だが続く中本は0-4で敗れ、日没のためここで初日が終了した。
2日目。中畑・大海組が第1ゲームを11-9で奪い、先行する。だがその後は相手の後衛につかまる場面が多く、次第にミスが増える。3-5で敗れ、勝敗の決着は十津川・木川主将組に託された。しかし勢いに乗る日体大相手に思うようなテニスができず、4ゲーム連取される。2ゲームを返したが、最後は相手前衛にボレーを決められ、敗北。日体大から勝利を収めることはできなかった。

全勝賞を獲得した丸中・鈴木組
~早大戦 1-4で敗北
玉置・小田桐組 3-5
丸中・鈴木組 5-3
中本 3-4
初田翔(経1)・南郷徳英(法2)組 2-5
十津川・木川主将組 3-5
続いてはインカレ2連覇中の早大と対戦。1番手は変わらず玉置・小田桐組。ここまで3戦全勝と勢いに乗っていたが、「ここ一本での辛抱が足りなかった。自分らよりも相手の方がその点で一枚上手だった」(玉置)と3-5で敗れる。エースペア同士の対戦となった丸中・鈴木組は一進一退の攻防に。だが4ゲーム目を10-8で奪うと、その後3ゲームを連取した。5-3で勝利し、意地を見せる。続くシングルスでは中本が序盤から攻める。ストロークで相手を左右に振り、3-1とリードする。5ゲーム目にはマッチポイントを握る。だが、相手に粘られた末このゲームを落とすと、その後はミスが続きファイナルゲームの末敗れた。4番手は初田・南郷組。序盤は接戦となるが、徐々に相手後衛に決められる場面が増え、苦しい展開に。2-5で敗れ、中大の敗北が決定した。
続く法大戦は5-0で勝利したが、結果は3位。インカレ優勝を目標に掲げるなかで、「日体大や早大に勝てないと(インカレでは)優勝できない」(丸中)。それぞれが課題を克服し、次につなげていく。
法大戦 5-0で勝利
玉置・小田桐組 5-2
丸中・鈴木組 5-3
中本 4-3
中畑・小池組 5-4
十津川・木川主将組 5-1
~●選手コメント
木川主将
4年になっちゃったわけだし最後の春リーグだし、やっぱり勝ちたかった。日体大戦だけど、丸中・鈴木とか、小田桐・玉置とかが頑張ってくれていたけど、最後自分らが負けて悔しかった。けど、悔しいで終わっちゃダメだと思う。メンタル面も見直して一から練習をして行こうと思った。明日から個人がある。東日本やインカレよりもまず目の前の試合を戦う。みんなでインカレに出ることを目指してやっていく。個人としても結果を残せるよう、やっていきたい。
玉置
一番目に出て、先輩が後ろにいるので気楽だった。相手も上級生で思いっきりプレーができた。早大戦の敗因は「ここ一本の辛抱」が自分らに足りなかったこと。自分らよりも相手の方がその点で一枚上手だった。技術的な差はあんまり感じなかったので次は頑張って勝つ。中大の雰囲気いい。いい先輩、いい同級生に囲まれ、そして恵まれている環境でスポーツができて幸せ。元インハイ王者ということについて意識することはない。高校時代からずっと挑戦者の気持ちを持っている。相手もインハイなどで結果を残してきた人たちなので気を抜いてはいけないと思う。東日本インカレ、インカレと続くが「一年生らしいプレー」で上級生を喰っていく。
小田桐
1年生なので、思い切ってプレーすることを意識した。(相手後衛も1年生だった日体大戦)試合で1回も勝っていない相手だったので、正直やる前は負けそうと思っていたが、監督からタメ(同学年)だからこれからやっていくうえで倒さなければいけない相手だと言われて、思い切ってできた。(早大戦)気持ちで負けないようにということを意識したが、前衛が高校(東北高)の先輩で、意地を見せられた。取りたいところで取らせてもらえず、流れを作れなかった。
丸中
自身としても課題が見えたし、他のペアも課題が多く見られた2日間だった。(チームとして)ファースト(サーブ)が入らなすぎる。練習から目的を持ってやらないと試合では勝てない。(自身の課題とは)集中力を欠いて流れのままプレーしてしまう時があった。相手に関係なく、メンタル作れるように持っていかなければいけない。東日本インカレは殲滅戦(3ペア出場し、先に3敗したチームが敗退となる)なので、丸中・鈴木に勝たなければ中大に勝てないという絶対的な存在でありたい。
鈴木
今日は日体大戦、負けたのが痛かった。最初の試合は明大戦から集中して入って、いい流れのまま東経大に勝っていい流れで日体大戦に臨んだ。ふたつ取っていい流れだったのに初日そこで終わって流れが切れてしまったのが原因かなって思う。
僕も一年生二人に「大学と高校、どっちがやりやすい?」と聞いたら「大学の方がやりやすい」と。「まだまだ一年生だから勝ち負けとか考えずに自分がやりたいプレーをやってこいよ」ってアドバイスした。インカレ、インカレ前に大会があって、自分の力がどこまで通用するか。いろいろ丸中と考えて上を目指してやって行こうと思う。
~◆最終結果①日体大②早大③中大
全勝賞=丸中・鈴木組
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部