「中大スポーツ」新聞部

硬式野球部 春季オープン戦対セガサミー

2014年03月19日

先制点を守りきり完封勝利
 本日は中大Gにおいてセガサミーとのオープン戦が行われた。課題であった先制点をしっかりととり、5-0で完封勝利した。

 先発は石垣永悟(商4)。初回はボール球が多く先頭に四球を出すも、相手の盗塁失敗などにも助けられ無失点に抑える。

 打線は初回から機能。福田将儀(商4)が左翼へ二塁打を放ち、この試合で2番に入った羽山弘起(商4)が犠打で走者を3塁へ進める。そして3番の神里和毅(法3)がしっかりと犠飛を打ち、理想的な形で先制する。
 3回には9番左翼で先発出場の1年生菊池啓太郎(商1)が右翼へ本塁打を放つ。その一打をきっかけに打線がつながる。羽山が四球で出塁後神里が適時三塁打、4番の小川拓真(商3)が適時二塁打。そして二死から泉澤涼太(商3)が適時打を放ち一挙4点。5-0と社会人の強豪を突き放す。

 石垣は5回まで投げ相手に1安打しか許さない好投。併殺打で効率よく相手を打ち取り、各回3人ずつで抑える内容だった。そしてグラウンド整備後6回からは村川翔太(商2)が登板。6回は三者凡退とするが、2イニング目となった7回に連続四球からピンチを招き降板。3番手として松村遼(商2)マウンドへ。2死満塁と厳しい状況での交代だったが内野ゴロに打ち取りピンチをしのぐ。8回も安定した投球を見せた。
 3回までに5点取った打線は、相手投手が代わった4回以降沈黙。得点圏に走者を置いた状況から1本が出ず、走者がけん制でアウトになったりと課題が残った。

 迎えた最終9回表。島袋洋奨主将(商4)が抑えとして登場。失策と安打を許し走者をためるも、2三振を奪い最後の打者を力で打ち取って試合終了。プロも多く輩出している社会人チーム相手に5-0で勝利した。

 本日の試合は前半と後半でまったく違った試合展開となった。初回のように無駄のない形で先制できればリーグ戦でも優位に試合を進められるに違いない。しかし中押し、ダメ押しができなかった部分は、今後のオープン戦で改善していくことが求められるだろう。今季のオープン戦では、本里打を放った菊池や三塁の定位置を確保しつつある小河諒(法2)など下級生が台頭しつつある。春リーグにどれだけ良い状態で臨めるか次戦の東大戦以降も注目が集まる。

 ◆試合結果

セガサミー=000 000 000=0
 中    大 =104 000 00×=5


写真・記事:中大スポーツ新聞部