「中大スポーツ」新聞部

陸上競技部 第17回日本学生ハーフマラソン

2014年03月02日

3月2日 陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園
あと一歩も足取り重く
 小雨の降るなか行われた立川ハーフマラソン。悪天候にもかかわらず、先頭集団がハイペースな走りを展開し、優勝の山中秀仁 (日体大)が1時間02分09秒と大会記録を更新した。一方中大勢はあと一歩踏み込みが足りず、喜べない結果となった。

力走する町澤。今回はトレードマークの鉢巻なしでの出場

 町澤大雅(法1)がチーム内1位、市田拓海(法1)、谷星輝(理工1)が同じく2位、3位と続き、下級生の活躍が目立った。「1年生で一緒に走ってタイムを競っていた。切磋琢磨できる」 (渥美良明・経1)。しかし、町澤は「本来の目標は果たせなかった。悔しい」と語った。チームトップでも、総合順位は47位。タイムも満足のいくものではなかった。
 練習はスピードよりも距離重視でやってきたという。距離をこなして自信をつけるのが狙いだ。今後はスピード練習も加えていく。

市田(左)、谷(右)


 64分一桁に目標を設定していた市田は1時間04分19秒とわずかに届かなかった。谷は1時間04分25秒で走り自己ベストを更新。徐々に成長している下級生が復調の立役者となれるか。期待が高まる。

 一方、上級生は振るわない。「エースとしての走りをしないといけないという気持ちがあった」(多田要・経3)。チームを引っ張ろうという気持ちが、かえって焦りにつながってしまった。

永井主将

  「下級生が何とかしようという意志を持って行動に移している。上級生は立場に甘んじているのが現状」と永井秀篤主将(文3)。チームに必要なのは一人一人が勝ちに行くこと、強い意志をもって勝ちに突き進んでいくことだという。チームを変えていくことができるのか。永井主将の力量が試される。目前に迫る合宿。まずはそこで「個々の足りなかったところを強化する」(永井)。

 「全体的にはもう一歩。1分くらいタイムを縮めて欲しかったかなと。体が重い感じがあった」(浦田監督)。合宿では関カレや全日本選手権の予選を見据えて各種目の強化に臨む。あと一歩を踏み出せるのか。新体制のもとで再スタートを切る。
◆大会結果
47位 町澤         1時間04分05秒
56位 市田         1時間04分19秒
67位 谷           1時間04分25秒
95位 藤井寛之(経2)    1時間04分44秒
103位 渥美           1時間04分50秒
121位 相馬一生(文1)   1時間05分13秒
130位 松原啓介(文2)   1時間05分19秒
149位 大家良介(商3)   1時間05分31秒
158位 鈴木修平(法1)   1時間05分36秒
176位 谷本拓巳(経1)   1時間05分46秒
198位 小谷政宏(経2)   1時間05分59秒
206位 小篠和幸(経2)   1時間06分02秒
217位 清水清輝(経3)   1時間06分09秒
258位 岸本圭一郎(法1) 1時間06分34秒
278位 上野裕史(経3)   1時間06分44秒
356位 多田                   1時間07分32秒
375位 櫛田晃輔(理工1) 1時間07分49秒
522位 小池竣也(文1)   1時間09分56秒
587位 北元雄(商2)     1時間11分07秒
606位 榎坂侑哉(理工3) 1時間11分24秒
631位 徳永照(経2)    1時間11分44秒
632位 近藤和輝(経2)   1時間11分44秒
646位 永井主将       1時間12分17秒


写真・記事:中大スポーツ新聞部